村肝篤仁:カーボネイター(金未来杯版)確定ネタバレ注意!めちゃくちゃ面白い!リンダキューブやライブ・ア・ライブの影響を感じる…連載化予想・ジャンプ感想41号2015年6
カーボネイター(村肝篤仁)
村肝篤仁先生は、同じタイトルでNEXTで読切描かれてまして、それとの違いは、細かく覚えてなくて、おぼろげなのですが…。かなり、面白かった。ぶっちゃけ、ツッコミどころも多かったのですが、私のツボというツボ、穴という穴を刺激しまくりました。
おもしろかったところ。
炭素で出来ていて、炭素になりたい。ユニークで叙情的なスタート。そして、全身防弾ギャングという発想。リーダーのモヒカンが凶行に走った内面的理由を想像してみると、楽しい。
ヒロインのワンダ・ミラー巡査の極端すぎる体型。ぎちぎちの警察署。そういう部分も楽しいです。
馬子にも衣装のギャグさ。ギャグとバトルを行き来するような悠長なバトルシーンが、狙い通りなのか、すべっているのか?の境界のような感じでじわじわくる(褒めてます)。
炭素中心の人体改造。二酸化炭素の液体化がマニアック。村肝先生は、工学部の学生だったりして…?
気になるところ。
街で売れているのは、ハッピーカンパニーの商品だけ?という部分や、街におけるカンパニーの比重とか、ラスボスの存在をもうちょっとだけ読みたかったな…と。
あと、少しだけフェミニズム的テーマに切り込んでいる部分。悪いシーンだとは思えないけど、ネットなら炎上が起きかねない部分だな…と。
リンダキューブやライブ・ア・ライブの影響を感じる…良かったところ。
どこか味のある表紙。ギャグのようなそうでないような激しいバトルシーン。そして、立体の名刺(後の記述から考えると懐で生成したんだろうな)。
謎のハッピーカンパニーの怪しさ。そして、筋肉を溶かして一つになる…というのは、スーファミの名作ゲーム、ライブ・ア・ライブ的だな…と。融合した防弾ギャングのすごさ。
もしくは、名作ゲーム「リンダキューブ」的な雰囲気も感じました。村肝先生が、それらの作品に触れられているかは、分からないですが…。
そして、悪役の死に際の描き方。「よかった」という言葉が出せるのがスゴイ。エントリー作品で、それが大賞になるかは、分からないですが…一番好きな作品でした。
その他一言感想。
- 私立探偵ジェイコブの発想。ボーリングのピンで戦う?
- ベーコンレタス野郎って、BL野郎ってこと?
- 技術は拙いけど、ものすげー作品を読んでる気がする。
連載化の予想。
悲劇を喜劇に変える連載。ぶっちゃけ、技術的に(まだ)拙い気がするけど、マンガに対する熱いものを感じまくった。これまでのエントリーの中で一番強いかもしれない。本作が最高作品じゃあなくて、同じ以上の情熱を持って、読切に取り組まれたら、何かの作品で連載化になりそう。ぶっちゃけ、かなり面白かった。
ライブ・ア・ライブとリンダキューブ。
ソニー・コンピュータエンタテインメント 1997-09-25
最近は、バーチャルコンソールとか、ダウンロード販売もあるかもしれませんが…。
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☆笑いとばせ!!腐った世の中を!!元素すら揺るがす衝撃の炭素系読切47ページ!!村肝篤仁先生のデビュー読切です。主人公はジェイコブ。ヒロインはワンダ巡査。炭素が好きだった父。サイバネティックスなバトルが面白かったです。
カーボネーター(村肝篤仁)ネタバレ注意!面白い…炭素とバトルとシュールな感じが…ジャンプNEXT!(ネクスト)2014WINTER感想4
余談。
まあ、感想は別れるのでは?と思いましたが、すごい好きやったんだぜ。
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