暗殺教室【最終回直前記念】松井優征先生は天才?漫画家としての凄さを感じる部分を振り返る。
はじめに。
「松井優征なんてたいしたことない」…私は詳しくないのですが、「たいしたことない」ってブログ記事タイトルにつけるのが流行っているインターネットもあるようです。暗殺教室の最終回を直前になり、心の中でぐるぐるすることを書き出してみます。
ルックスがイケメン。
映画化企画などで、本人登場の企画コーナーとかあったけど、一般的な漫画家のイメージとはかけ離れた(最近はそうでもないかもしれないけど)、物腰の柔らかそうな爽やか青年。時に毒気が溢れ出る作風とは思えない優しそうな風貌。
俳優さんと対談すると、松井先生のほうがかっこよくない?って思ったこともしばしば。
荒木飛呂彦先生の手作り料理を食べる企画があった。
年齢が止まっている、むしろ若返っていることで有名な荒木飛呂彦先生と対談し、一緒にスパゲティを食べる企画があった。その雰囲気は、結構、似ているかもしれない。作風で通じる部分があるとしたら、クセになったらやめられない画風だろうか?
実は、ボボボーボ・ボーボボの澤井啓夫先生のところでアシスタントしていた。
結構、有名な事実。ネウロも、暗殺教室も、ギャグっぽい部分はボーボボを感じさせる部分がある。本気でギャグオンリーの話を書かれたら、すごいことになりそう。ちなみに、澤井啓夫先生もイケメンで有名。
父親は大学教授。
知的な作風は、家庭環境にもあるかもしれない。よくよく考えれば、そんなに珍しくもなく、「教授の息子は教授」ってことはないだろうけど、インテリジェンスにあふれる家庭(想像)は、作風に大きく影響を与えただろう。
本人も大卒。
ちなみに、大学時代は演劇の音響などもされていた。漫画家と学歴って話も、昔よりは漫画家の高学歴化が進んでいるだろう。ちなみに大学の名前などは、ネットでは出ていないそうな。
魔人探偵脳噛ネウロはアニメ化まで届くヒット。
今だったら、もっとメディアミックスしたでしょうなあ。マンガの最終回まではアニメになってなかったと思うけど、どうなんだろう?アニメにするには濃い設定で、シビアなストーリーだったけど、今だったら、最後まで描ききれるかもしれない。
毒気のある風刺ネタが得意で、最終回の時に、久保帯人先生から、その部分への言及があった(たしか)。
ネウロも、暗殺教室も、ブリーチよりも先に終わったな…。まあ、これは関係ない。暗殺教室は、ネウロの時ほど「毒」は強くなくて、理不尽に死ぬキャラも減ったけど、毒とは違う社会性と現代性を持っていたと思う。
…風刺ネタとかは、当時よりも自主規制が厳しくなったかもしれない。
次作、暗殺教室もアニメ化、実写映画化される大ヒット。
今ここ。アニメも実写映画も、きっと原作に準じた終わり方をするのだろう。3月19日をXデーとして、三つのメディア(マンガ、アニメ、実写映画)が動いているというスゴさ。実は、実写映画は見てないのだけど、見ても良いかもしれない。
人気がなければ打ち切り、人気があれば継続のジャンプにおいて、2作品とも当初の予定通りに終了させる。
暗殺教室の第1話の描き方は、かなり秀逸。このことを単体で考えてみたいけど、物語の後半に明かされる事実が作られていたからこそ、張れた伏線や、シーンが多数ある。人気がなかったら終わるジャンプでは難しい方法論だが、参考にされたし。
謎のタコ生物だけど、意味深な過去回想が入ることで注目度が増し、E組生徒たちも、E組に来るまでがあるからこそ、徐々に語るってのが聞いてくる。
暗殺教室に込められたシニカルな現代観。
しかし、友情・努力・勝利はぶれていない。まあ、ジャンプ三本柱が全てじゃあないけど、全部こもっている。終盤で語られた、殺せんせーの「理不尽な社会との付き合い方」というのは、大人も感動できる部分ではある。
世の中を変えてやる!ほどは、大きくないけど、前向きであり、真剣に考えたいテーマだと思う。暗殺教室は、学校社会において、「弱者」とされた生徒の頑張りも描かれたと思うけど、底辺とか、下流老人とか叫ばれる現代において、暗殺教室から得たモノを大事に持っておきたい。
死んでも生き返るジャンプにおいて、登場人物の死を時に辛辣に描く。
…ネウロからも含めて、忘れられないシーンが多くある。それは、どうせ死なないんだろ?生き返るのだろ?というジャンプへのアンチテーゼかもしれないし、そういう要素が暗殺教室になかったわけではないが、1話の過去回想からして、「避けられない死」がずっと描かれていたのだと思う。
マンガの中においても、登場人物が、人間が死ぬのは悲しい。ネウロでもそれが顕著だけど、だからこそ、胸の中に残る名作で在り続けるのだと思う。
アンケートのためのテコ入れを一度もしたことがない。
…らしい。人気、不人気の場合も含めて、「どう終わらせるか?」、「どこで終わらせるか?」というのを決めて連載に挑まれるそうなので、当初の予定を変更してまでのテコ入れは行われないのだと想像。
ネウロでは、最短から最長まで、色々な終わり方が考案されていたそうだし、暗殺教室も、きっとそうだったのでしょう。「卒業」が近づくにつれ、作品の終了も予感させるので、なおのこと、注目度が増します。
3度目の連載(次回作)も、ネウロ、暗殺教室に続くヒット作になって欲しいけど、読者としては……逆に怖い。
…この事実。次の連載まで、また3年程度の充電期間があるかもしれないし、次回作はジャンプじゃあないかもしれないし、そもそも次回作があるって確定している訳じゃあないけど…楽しみである半面、次は打ち切りになったら…とか思うと、怖い。そんなことは、今、考えても仕方がないのだけど…。
さらにいうと、最終回がどのような結末になるか…というのも、とても怖い…。
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松井優征なんてたいしたことない(暗殺教室最終回直前記念エントリ)。 - 伝外超スデメキルヤ団劇※試しに、この記事の見出しにあたる部分だけを公開してました。反響はなかったです。
絶賛連載中。松井優征先生の『暗殺教室』。ショッキングなタイトルと内容。よくよく考えれば、殺せんせーとE組生徒達の歪(いびつ)な関係性。記事を書いている時点で、まだまだ、気になるところも多くて、最初の頃に提示された謎が解明するよりも、『転校生』など、後の展開に関することも増えております。
暗殺教室の最終回を打ち切りの場合も含めて想像する思考実験。
おわりに。
…松井優征先生と、同じ時代に生まれたことに感謝。私も、そんな風に思われる存在になりたいものです。
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