小説ネタ?「鼻の長い」
「ミリンって10回言ってみて。」
「ミリンミリンミリンミリンミリンミリンミリンミリンミリンミリン。」
「鼻の長い動物は?!」
「モナヘ・ナァッピォだ!」 学級委員の澄良君は力強く言い切った。
「は、はあ!?いや、あのね…。」
澄良君は、「さようならば」とだけ言い残し、帰って行った。そして、翌日、澄良君は転校した。
5年後、国を憂う若者が反政府の革命軍を結成した。
8年後、国軍と革命軍の戦闘の激化により、A国軍の介入が決定した。
18年後、紛争は意外な形で集結する。今でも信じられないが、宇宙からある物体が、丁度、激戦区だった首都西部に飛来した。飛来した物質は、板状の金属板で、表面には文字ともとれる紋様が刻まれていた…!ようするに、戦争ごときの騒ぎではなくなったのである。
20年後、私は新聞記者となっていた。
飛来した金属板の解読は、まだ続けられている。解読結果には諸説あり、ある者は、人類の発生からの歴史が記録されていると言い、またある者は、相手方の異星人の生物的特徴が記されていると言った。解読者の数だけ解読結果があり、その殆どがオカルトと言ってよいものだった。
そんな中、私は、解読者の1人を取材できる事となった。その内容は非常に興味深いモノだった。
「信じられない事ですが、あの板には、ある生物の特徴が書かれているようです。それが地球上の生物か、相手先の生物かは、まだ分かりませんが、四つ足で、首が長い、そんな特徴が書かれています。」
「丁度、キリンのような?」
「そうですね。」
「板の中には、その生物の名前などは出ていないのですか?」
「出ています。ただ、発音の関係で、どう声に発するかは分かりませんが。」
「モナヘ・ナァッピォ…」
「はぁ?」
「いや、なんでもありません。今日は、ありがとうございました。」
僕は澄良君がどこに転校したかは知らない。…でも、澄良君、18年経って教えてくれたけど、間違っているよ。
私個人には興味深い内容だったが、記事にしてよいものか?何にせよ仕事も終わったから、今日は会社帰りに居酒屋にでも寄ろうかな。
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