僕だけがいない街3巻(三部けい)感想ネタバレ注意・西園まなぶの看板、雛月加代の凍死、片桐アイリのヒロイン性、藤沼佐知子の母親の選択、リバイバルの発動条件…。
はじめに。
ちょっとずつ読み進めてます。完結しているけど、少しずつ買うのも、いいもんですね。まとめて買うと一気読みするから…。
西園まなぶの看板。
アニメ版を見ているので、真犯人をしっております。そして、この看板の重要性。3巻の時点だとミスリードを誘っているのだろうけど、ずばり看板が出ている大胆さ。
雛月加代の凍死。
きつい。このシーンは、アニメの方が具体的できつかった気がする。「助けられなかった」という事実と、2巻の幸せそうな様子が辛い。
虐待の母だけど、本人も辛そうな部分が描かれているのが印象的。衣類を捨てるシーンから感じる。
片桐アイリのヒロイン性。
現代編のヒロイン、過去編のヒロインという印象が強いけど、あくまで現代が基準で動いている気がする。彼女の生い立ち、状況も読ませるモノがある。店長をブン殴るシーンは、アニメよりもマンガの方が鮮烈だった。店長も、マンガの方が救いがあえう描かれ方をしている。
藤沼佐知子の母親の選択。
胸に来る。ジャーナリストとしての矜持ではなくて、主人公の母親であろうとした部分。そのことが18年後の悲劇に繋がっていると思うと、胸に来る。
3巻で教訓があるとするならば、「電話で済むことは、電話で済ました方がいい」ってことだろう。
リバイバルの発動条件。
主人公の特殊能力と捉えがちだけど、繰り返し語られているのは「自分のために発動できない」という部分。「展開の都合」とすればそこまでだけど、主人公を見るメタ的な視点があるのかもしれない。
現時点では、矛盾はあるのだけど、「最後の18年の夢」という解釈が私の中でしっくり来ます。
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僕だけがいない街3巻。
三部 けい KADOKAWA / 角川書店 2014-01-04
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2巻からしばらく続く18年前の過去編の主な内容。この顛末もアニメで知っているのですが、かなり、つらいものがある。虐待が起きていても、すぐには行動できないあたりは「ひぐらしのなく頃に」などを連想させます。
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おわりに。
4巻を買いたいところだけど、来週末に演劇やってるので、ちょっと先延ばしかなぁ。
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