僕だけがいない街4巻(三部けい)感想ネタバレ注意・成し遂げた者とジョジョ4部の相似性、雛月加代との萌えるシーン、杉田広美の活躍、すがりつく母親を見ない…。
はじめに。
三部けい先生は、ジョジョの2部から5部ごろまでアシスタントされていたそうです。それを意識すると面白い。
成し遂げた者とジョジョ4部の相似性。
ジョジョ4部と、僕だけがいない街は「街に潜む殺人者」という設定が似ているので、自ずから似た部分は出てくると思うのですが、元アシスタントという経歴から、何かミームがあるのじゃないか?と思います。
回想に出てくる成し遂げた者は、4部における(伏線だと思われてなかったけど、そうじゃなかった)仗助の命の恩人のヤンキーっぽいな…と思いました。
いつか、まとめて書いてみたいですが、僕だけがいない街は「吉良吉影も救われる」というジョジョ4部のアンチテーゼなのじゃないか?と思ってます。
雛月加代との萌えるシーン。
ほんまこれ。最終的な「僕だけがいない街」に繋がっていく部分なのかもしれないですが、手を繋いで歩く、誘拐する、深夜にカップ麺を食べる、一晩アジトで過ごす、二人して毛布に包まっている、母親と三人で川の字で寝る…などなど。
どれもこれも、オレが小学校の頃にはなかったものなので、18年前の巻は、繰り返し読んじゃいます。
杉田広美の活躍。
ほんまこれ。彼の被害者の一人だから、出演頻度は高くなってきたり、主人公が積極的に関わろうとするのでしょうが…多分、最終的な結末につなげる意味もあるのじゃないかな?と。
小学生の時点で、「ちょっと好きなんじゃないか?」と思える部分も、あるようなないような…(妄想)。
すがりつく母親を見ない…。
育児放棄、児童虐待の結末。アニメで見た時は声優さんの演技込で、お涙頂戴の「良いシーン」だと思ったのですが、マンガで読むと、また味わいが違うなと。一応、解決したわけだけど、きれい事にはしない…と感じました。
お母さんが改心(?)したからと言って、やってしまった事と、離れてしまった心は簡単には戻らない…そんな感じでしょうか。良いシーンです。
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コミックス。
三部 けい KADOKAWA / 角川書店 2014-06-04
面白いです。是非、買いましょう。
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おわりに。
余談ですが、明日からお芝居の本番です。
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