[Web脚本創作]『新世紀の偶像崇拝』
本来なら、裏紙やノート、ワードの上でやる、脚本創作。それをブログ上でやってみよう。ネタがもろバレになるけど、上演する予定はもとより、完成する見込みもないから、別によい。
西暦2005年。『オタク文化全盛』の年だった。今まで特権的に使われていた『萌え』という単語が、TVに登場し、ワイドショーで平気で、『キタ---(゚∀゚)---ッ!!』とテロップで出していたし、『電車男』は映画にドラマにマンガになった。
オタク文化の一般化、それは、必ずしも喜ばしいものではなかっただろう。2005年は狂っていた。投資をテーマにバラエティ番組が組まれていた。2005年の熱狂も、今は…。
悲しいけど、人間には、下を見て安心するという所がある。「あんな人でも頑張って生きているのだから、私なら大丈夫♪」そんな思いをどこかに抱えている。詳しく調べた訳じゃないけれど、従来の信仰に現れる、神とか悪魔は、人間を超越した絶対的な力で、人を律してきた。
だけど、僕らは、そんなに強くない。下をみたいんだ!下を!「ニート」とか「引きこもり」とか「オタク」という言葉を使って、安心したいんだ!
新世紀には、新世紀の宗教が必要だ。偶像崇拝だ。人々は、絶対的な力を求めているの訳ではない。「馬鹿に出来る存在を求めている。」。従来の偶像とは違う、全人類から馬鹿にされる偶像。それが、新世紀の偶像だ。
尾崎拓郎。オタク。某有名掲示板群のスレ住人。二次元を愛し、三次元を憎む。家から出てこない。親のお金で飯を喰っている。
キーボードを打つ音。『カタカタ』。
尾崎、無言でキーボードを打ち続ける。
ドアが急に開く。「バン!」。
黒服の男が入ってくる。
黒服 神よ!
尾崎 ええ!
黒服 迎えに来ました!神!
尾崎 え、えええ、なん、なんで…
黒服 貴方は、選ばれたのです…
尾崎 う、あ、う…。
黒服 さあ、行きましょう。神。
尾崎 う、ああ。うう。
黒服 ?どうしたんですか…。
尾崎 その…。僕、人と話すのが、苦手で、目線を外して下さい。
黒服 いいぞいいぞ。
尾崎 いや、本当にお願いします。た、耐えられ…。
黒服 これで、どうですか…・
尾崎 あ、まだ、ダメです。後ろを向いて下さい。
黒服 いいぞいいぞ。
尾崎 え?
黒服 これでどうです?
尾崎 あ、それなら、なんとか。
黒服 それじゃあ、行きましょうか。神。信者が待っています。
尾崎 ちょ、ちょっと、まって下さい。どういう事、なんですか?
黒服の説明によると、新しい宗教団体が結成され、その偶像に尾崎拓郎が選ばれたらしい。なんでも、某掲示板群の住人の中で、投稿件数と、『もうだめぽ』の発言の多さから、神に選ばれたらしい。
黒服 あなたは、この国で一番のクズです。そして、神です。
尾崎 …どうも。
こうして、偶像と祭り上げられた尾崎拓郎は、宗教団体の幹部と激突したり、信者と恋に落ちたり、ブログが炎上したり、国際的な組織と戦ったり、植物人間になったり、ネット上で激しいバトルをしたりなんかして、何とかして、話は終る。
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何しろ、アイデアだけ考えて、全然、練ってないから、シーンとかも思い浮かんでないし、ストーリーも考えてない。「偶像崇拝」とかの設定だけ。
まあ、普通に脚本を書く場合の初期は、こんな事をノートに書きなぐってます。それをブログでやってみた感じ。こんな記事も50個も書けば、脚本として完成するかも知れない。ノート違って、ページを変えたり、ぐちゃぐちゃに塗りつぶしたり、書き直したり出来ないのが、不便だな。
万が一、脚本が完成したら、誰か、やって下さい。
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