ミストの怪剖録(冴豆祐人)確定ネタバレ注意!変屍体解剖で悲しみや憎しみが描かれておる(´;ω;`)連載化予想・ジャンプ感想44号2018年7
7ミストの怪剖録(冴豆祐人)
印象的な扉絵からスタート。メスがあるし、タイトルからして、医療関係の話っぽい。
読みながらの感想です。
死体は語りかけてくる。検死官が主人公の刑事ドラマのような雰囲気。「アスクレピオス」を思い出したのは、私だけじゃないはず。
養護施設、養子、愛(胃に来る)。さらとシビアなことが、描かれている。
殺人。
いきなりの事件。同じ人間が二人いる。ジャンプ+の「サマータイムレンダ」と、もろかぶりだったらどうしよう。
そして、義理の母の人形趣味。怖い描かれ方しているけど、普通に悲しい人。人形に魂がこもったのか、人間が混ざっていたのか?
穴戸ミスト。
怖がりながら、全部解説してくれる刑事わろす。しかし、容疑者ってのは、目撃証言以外の物的証拠とかは、どうなんだろう。
遺体の保管ロッカーから出てくるのはショッキングだけど、TVじゃあ放送できないヤツでしょうなあ。遺体解剖シーンだけど、まるで調理シーンを見ているような、不思議な感覚。
気持ち悪くなってきた。
アキと養父との関係性は分からないけど、死んだ悲しみよりも、解剖の気持ち悪さが先立つってのは、なんだか悲しい。
変屍体。ゾンビですね。なるほど。そして、養母が、養子に来た子を死なせて、人形みたいに飾ってたのが、変屍体になった訳ですね。わかる。
お養母さん。
完全に般若の形相でわろた。実は、変屍体だったりして…。人形が動いた上に、主人公が食われた…これは、良い衝撃シーンですね。
養母までパニくっているのは、人形の中に変屍体が混じっているのは知らなかったのか。それとは別に、養母の胸元に欲情した私(人間終末期)。
変屍体。
いろいろと設定があるけど、つまりは、ゾンビってことでオケ?そして、異常解剖。脳を露出させるのが劇的。絵的に大雑把な気もするけど。
そして、養父・養母に関する記憶。クズ野郎というよりは、心の病気やわ…。そして、人形部屋の空き箱…。残酷すぎる…。
餓死。
胸に迫るものがある…。間違いなく、金未来杯で一番面白いけど、テーマが暗すぎて、連載は難しそうだが…。
そして、魂の救済。魂官というフィクションを交えた解剖は、面白いかもしれない。
腐った生者の処理。
悪者が成敗された爽快感というよりは、もしも、彼女が子どもを産めたら、別の人生もあったのかもしれない…と思えた。
余韻を残す感じで、ラスト。連載になったら、どのような事件が起きるのか?
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連載化の予想。
面白いけど、難しい。いろんな事件が起きて、解剖で解決!というパターンは思い浮かぶけど、人の死や事件などの不幸が起因となる話以外が生まれにくいのは、物語の幅が狭いように思える。
仮に連載になったとして、誰かが死んで、解剖して、解決して…の繰り返しになると思うと、10巻分読みたいとは、思いにくいんのじゃないだろうか。
総評。
設定などの語りの部分が若干だれたけど、間違いなく金未来杯で一番面白かった。「痛み」とか「苦しみ」、「悲しみ」。作中のキャラに対する「憎悪」。魂の救済などが、しっかりと描かれていたと思う。
ただ、死者が生き返る訳じゃあないけど、魂は救われた…というのは、わりと大人向けのテーマのような気はするけど、ジャンプ読者の中年化が進んでいる(はず)から、案外、好まれるかもしれない。
先々週と先週の感想
以前の読切。
☆エリート鑑識が理論で挑み…たい!!未知の”科”学反応ミステリ読切47ページ!!冴豆祐人先生のデビュー読切です。主人公は幽ヶ崎真(かすがさきまこと)、ヒロインは宝島ヒナ子さん。その他、悪そうな人々…。鑑識員が主人公の推理ストーリーです。
騒霊鑑識(冴豆祐人)感想ネタバレ注意!面白い…幽霊と鑑識と推理と展開が…ジャンプNEXT!(ネクスト)2014WINTER感想12
病院での仕事。傷の処置に注意されまくりの主人公が面白い。題材としての看護師というポジションが良い感じ。多くのマンガは医者を主人公にしがちなところ、看護師という設定。
死後看護師 御影(冴豆祐人)感想ネタバレ注意!霊能バトル漫画!面白い…ギャグとシリアスのバランスが良い…ジャンプNEXT!(ネクスト)2015Vol.6ジャンプ感想4
余談。
でも、多分、金未来杯で1位になるのじゃないかと予想する。私の中では、1位。
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