カクレミ(百田稜助)確定ネタバレ注意!絵で読ませる部分がエクセレント(´;ω;`)連載化予想・ジャンプ感想30号2019年15
15カクレミ(百田稜助)
期待の読切。カラー扉絵は、掲載が決まってから描き下ろされたんでしょうねえ。新世界漫画賞の入選作です。
読みながらの感想です。
「僥倖」という言葉のチョイスに一抹の不安を感じるけど、開始2ページで渦ってのは、展開はやくていいですね。そして、いやらしい服の女の子。湖が閉じる。ビックリ要素が多くて、いいね。
巨大な鯨の島。Dr.スランプを思い出したのは、私だけじゃあないはず。最近だと、ワンピースのゾウを連想するのかな?
擬態生物。
面白いテーマだと思う。ミクリは人間に擬態してるんだろうか?「食客」という言葉のチョイスに一抹の不安を感じる。なんとなく、ワタリも擬態生物なんじゃないか?と予想。あるいは、渡り鳥。
「馬鹿だ」がいいね。文字の使い方に、めだかボックス的なモノを感じる。なるへそ、ワタリも擬態しているわけか…。「善人になりすませ」ってのも、良いですね。
ノッペ。
なんだか、後半でノッペが可哀想なことになりそうな予感がする。なるほど、普通に面白い。こりゃ、入選するはずですわ。
そして、ミクリは擬態できない。そもそも見た目が人間だし、言葉も通じるから普通の人間なのでは?と思えるが…?「生きる為の嘘」が重いし、ワタリが普通に悪人なのも、いいね。
そして、ノッペ。浮かないのはなんでだろうか?心境とか?浮かない気分(違うか)。
海流。
なるほど。浮力よりも、海流の方が強かったか?普通の漫画なら、ノッペを救うためにワタリが擬態をとくだろうけど、どうなんでしょ。
ミクリの親御さんの話が、少し難しい。魚に擬態できるとは?普段は魚で、今は人間に擬態しているのかも?
傷付く嘘。
展開は少年漫画らしいけど、絵の威力が普通の展開を、そう感じさせない何かを演出している。オークションの様子が、非常に力がある。
下から向かうのと、魚に擬態。かなり特殊な要素が集まっていると思うけど、読ませる力がある。そして、擬態。別場所にワタリ。次のページが、気になって仕方ない。
腹パン。
ダイナミックな様子が、いいね。空に擬態した鳥がドラマチックである。文字じゃなくて、絵で見せてるのがいい。「空に擬態した鳥!」とか言わない。
そして、金ヅル。悪巧みを告白するヤツ。「嘘」に関するくだりにめだかボックスを感じたけど、オールフィクションとか全然関係なかった。
本気。
ワタリ帰る。擬態の本気。今まで発見されてなかったってのは、そういうことなんでしょうね。
「またね」のシーンは、絵的に上手いって訳じゃないと思うけど、溢れ出る何かがある。もうひとつ感想を書こうかと思ったけど、自主規制しときます。
そして、ラスト。余韻を残す感じ。子供の頃なら「ワタリとミクリは、もう会うことはないの!?」とか思ったでしょうね。
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総評。
普通に、かなり面白い。「擬態」というテーマのチョイスと、テキスト情報じゃあなくて、絵で見せようというのが素晴らしい。これから漫画家を目指す人は、絶対に、見習うべき部分。
その一方で、「傷付く嘘」のくだりなど、文章で見せる部分もあり、同時に絵の威力もすごい。文章のセンスも良い。勝手に「めだかボックス」を連想したけど、現代的なエッセンスも上手に組み込まれているのじゃないか?と、想像する。
作者が17歳の時の作品ってのに、脱帽。絶対に私の人生よりも、密度の高い17年だよ…。(´;ω;`)。
連載化の予想。
連載化はないでしょう。この設定で、下手に連載用に話を膨らませたら、いかんと思います。ワタリが色んなところに調査に行く話とかなら、ありかも?仮にアンケがよくても、無理に連載しなくて良いと思いますぞ。
余談。
「またね」の時のミクリの感情が、身体にも反映されてたら、ゆらぎ荘みたくなるだろうなあ、とか思ったのです。
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