観劇記録:劇団HOMURA第弐回公演・『 慚愧 -刀十朗の桜- 』@京都大学西部講堂
劇団HOMURA第弐回公演・『 慚愧 -刀十朗の桜- 』を観てきました。京都大学西部講堂での公演でした。以下、感想です。
最初は、ちょっと苦手だった事から。
和チックな音楽・光が苦手・・・。 私は、和っぽい音楽とか光がちょっと苦手です。洋風のモノを和にアレンジしたような・・・。どうしても、電子音とかで作った和というのは、「和っぽさを出そうとしているな。」という感じがして、なんというか、バタ臭い感じがして・・・。音楽の場合だと、乗れない感じです。
俺の屍を越えてゆけ
などのゲームをしている分には好きなのですが・・・。
後、照明も、和っぽいネタは、ちょっと光。アルミ板とかを切って作るのだっけ?多分、照明器具(機械)で照らすって発想が、西洋的だからなじまないのじゃあないかと。「和」を作ろうとしている感じかな?でもまあ、和製ファンタジーという感じの作品なので、効果を完璧に「和」にすると、それも違う感じですが・・・。まあ、ちょっと苦手な感じです。
サイドストーリーを詰め込み過ぎ? 登場人物の多いストーリーだと、切っても切れないのかも知れませんが、キャストの数だけサブストーリーがある感じでした。ボリューム満点!とも言えるのですが、全体で見れば、サブストーリーの進行中は、主人公のメインストーリーの事を忘れてしまうような・・・。とかく、今まで観て来た色んなお芝居で何度か感じた事なのですが、戦いや死を扱っているなら、「何の感動も与えず死んでいく」ようなシーンがあってもよいのじゃあないかと。末期の台詞とかもなしで。「マウンテン・ティム(ジョジョ7部)」のような死に様が出てくる演劇もみたいです。
でも、考えれば、「やりたい事」を演劇にしてやっている訳なので、やりたい事は全部やっといても良いのかも知れません。そうなってくると、ディレクション能力とかが重要になって来ますが、今後に期待(えらそう)。
以下から、面白いと思った所。飴ムチ方式ですね。
人肉喰いのシーンが良かった。 物語のキーなのですが、主人公らの城で篭城中に、「人肉喰い」が行われます。鬼ってのは、その辺が原因。回想シーンで、まさに、そのシーンがあったのですが、照明とか雰囲気込みで、見入ってしまう良いシーンだと思いました。
能力バトルが面白かった。 登場人物には、忍術等々の特殊能力を使う人が多かったのですが、その能力バトルが面白かったです。家老のようなポジションのお爺さんが、一番好きだったのですが、彼の必殺技は、「ツバメ返し」で、どんな忍術もカウンターで返します。多分、無敵カウンター。今思えば、ロマサガ2の「セキシュウサイ」っぽい。ツバメ返しで、敵が使った「煙隠れ(?)」までカウンターで返してしまう。しかし、煙隠れだったので、カウンターをしても意味がなく、逃げられてしまう。このシーンがかなり面白かった。
後、千里眼の力で、未来を予知し(?)、斬撃をかわす能力も出てきて、「エピタフぽい(ジョジョ5部)なー。」と思いました。
刀十朗がカッコ良かった。 主人公の刀十朗を演じた役者さんが、私の好きな役者さんってのもあるのですが、非常にカッコ良かったです。刀を振り回すのに説得力があるというか、剣術としては荒い感じも好きでした。野武士のような感じで。主人公の狂気とか、すごく良い感じ。「人の死に様」とかを語った台詞があって、テキストとして理解は出来ないけど(現代人なので)、説得力があるという感じは、非常によい演技だったのじゃあないかと。カッコ良かったー。
総じて、ブリーチのような感じかな? お芝居全体を見ると、
ブリーチ
みたいな感じだなーと。「カッコ良いとは、こういう事だぜ!」みたいな。うん。そんな感じ。
今後は? アンケートに、「今後どんなお芝居が見たいですか?」という項目があったのですが、書くのを忘れてたので、ここで書いてみると。『ジョジョみたいなお芝居が見たい!』と書いておきます。いや、能力バトルが面白かったので。演劇においてもジョジョパロ、ジョジョネタは結構出てきますが(私も、ひどいのをやった事ある)、ネタじゃあなく、ジョジョっぽい演劇とか、観てみたいと思います。まあ、願望なんですけどね・・・。
参考:
劇団HOMURAホームページ なかなか、カッコよいページです。私も、こんなページを作りたいものです。
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