灼熱のニライカナイ1話(田村隆平)「イルカとサメ」感想【オルフェウス刑事の超展開】2話予想・ジャンプ感想30号2020年【ネタバレ注意】
1灼熱のニライカナイ1話「イルカとサメ」(田村隆平)
あの田村隆平先生の新連載。「ニライカナイ」という部分に反応できた人は、読切作品も知ってる人。警察官と美幼女の話らしい。
と、思ったら地球上の生物の話とかになった。しかも、海の生物の話っぽい。扉絵から察するに、主人公らは海人間なんだろうか。海人(うみんちゅ)。
東京。
沖縄の話かと思いきや、東京であった。背景の作画にも気合いを感じる。
立てこもりはの終わってる感じがつらい。主人公の登場シーンが「どういうヤツ」かを1ページで表現してて、良いですね。
鮫島巡査。
同僚たちも、犯人よりも巡査を気にするやつ。刑事っぽいけど、巡査であった…。選択肢からの殴打。そして、クビ。展開、はやい…。まあ、そりゃ、クビですわな…。
違法ダウンロードのくだりが面白い。そして、小笠原諸島へ。ニライカナイって小笠原諸島のことだったんか(沖縄だと思ってた人)。
主人公の名前は鮫島灼熱(ボイル)。クビというか、部署転換やったんやね。小笠原も東京だし。巡査の七瀬宇海が、普通に可愛い。ポロンもいいですね。
イルカに育てられた少女。
イルカや少女が出てくるのは想定内であるが、「カルト宗教」が意外であった。そっち系の話に進んで行くのかな?
海の教団の詳細が、なんとも不気味であった。このストーリーに集中した短期連載なのじゃないか?と思えるほどに…。
事件解決が、主人公の新宿署復帰にも関わる。物語と主人公の動悸が重なる感じが良いですね。
パパ上。
イルカ少女のギャップが激しい。名前はチャコちゃん。パパ上とは、誰なのか?
…オルフェウス警部補がすごい。さすが、べるぜバブ、マリーと連載を経ての新作。驚きをぶっこんでくるタイミングが絶妙。イルカに育てられとる…。「相棒」の使い方も達者。
今回のMVPシーンを考えると、オルフェウス殿の登場であるかな、と。新鮮な驚きと、作品舞台の異常性、漫画の方向性などを、キャラの登場にすべて投げ込まれている感じが良い。
唐突に始まる殴り合いも爽快。読者の疑問がチョップに込められた…。
当て逃げ。
リアルにクズっぽいヤツでてきた。田村先生は、クズっぽいヤツの描写が上手い。目に血が通ってない感じ。免許証を見せないで、悪態つく感じ、とてもイライラする。悪いヤツ不在の世界がマンガにも増えた昨今、珍しくも思える。
動画配信系のクズであった。盗難車で生配信とか、実際に有り得そうだから、つらい。
そんなイライラをイルカのお巡りさんが払拭してくれた。これは、絶対にバズるやつ…。
肖像権。
とことんクズであった。こんなヤツ、迷惑系ユーチューバーとかでいそうだから、つらい。
そして、拳銃である。なぜだか、こち亀を思い出した。ハードボイルド。発砲と出世のくだりが、なんだかジリジリする。もっと、深刻なことも起こり得るが…。
撃った上で、母子を守っていた。何かが狂ってたら、余計に事態が悪化しそうだけど、どうなんでしょ。ハードボイルドだからいいか(軽)。
バカなの。
署長が、この作品の良心…と思ったけど、イルカに疑問を持ってないヤツとも言える。鮫島の新宿時代の回想に出てくる女性は、誰なんじゃろ。海の教団の捜査とかで、島にやってきそう。
そして、チャコである。思ったよりも出番なかったけど、最後に美幼女の存在感をゴリ押ししてくるやつ。恐ろしく、可愛い。
総評。
普通に面白い。刑事&幼女のコメディ漫画と思いきや、謎の教団の話が出てきたり、イルカ人間が出てきたり、盛りだくさんな内容。注目したいのは、読んでて不快に思えるレヴェルのクズ人間が出てくる。
マッシュルの勧善懲悪具合も、実は需要あるのじゃないか?と思えるので、配信系迷惑系ユーチューバーがボコボコになるのは、爽快に感じる読者もいるかも(歪んだ感想)。
島での事件簿の話と、海の教団の真相のダブルスーリーで進んで行き、教団の真相が物語の最終章でしょう。長期でも短期でも、どっちでも続いていく感じありますね。
腹ペコのマリーの後半もわりとシリアスだったから、地球規模のスペクタクルな展開になるかもしれませんね。はよ。
次回、姉ヶ島で事件勃発!犯人はイルカ警部補か?
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次回の予想。
海の生物関係の島事件簿が描かれつつ、オルフェウス刑事に疑問を持たない警察署の人々の背景が描かれるかも。姉ヶ島という場所は、そういう場所かもしれないけど、観光客も来る状況で、どのような整合性がとれれているかが、注目ポイントですね。
灼熱のニライカナイ2話予想・感想『姉ヶ島で事件勃発!犯人はイルカ警部補か?』「イルカとサメ」(田村隆平)の次回(ジャンプ30号2020年)。 #WJ - ジャンプ予想を書く!伝外超スデメキルヤ団劇
以前の読切の感想。
ものすごい忍者的スピード感。これまでの連載とかでは、なかったようなシーンですね。抜け忍ってのは漫画の定番だけど、ピアニストってのは新しい。その発想は、どこから来たのだろうか…。
乱破連弾(田村隆平)確定ネタバレ注意!忍者&ピアノ漫画!ドラゴンボールがエモい(´;ω;`)連載化予想・ジャンプ感想6・7号2019年12
余談。
すごい面白いと思いつつ、べるぜバブばりの長期連載になるのか?と言えば、よく分からない。まさに、過渡期と言えるかもしれない。僕アカや、ぼくたちは勉強ができないもシメに入っているし、次の時代に移る感じがすごい。
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