社長ブログで出来る事(出来ない事)
最近、企業のHPとブログの関係を考えたのだが、社長のブログで出来る事、というか出来ない事を考えてみた。ブログは、HPよりも積極的にアクセスを集める事が出来る手段だが、企業ブログや社長ブログでは出来ない事はかなりあると思う。思いつく所を列挙してみると・・・
①ネガティブな事を書けない。
②思想は書けない。
③珍奇な事は書けない。
という感じだろうか。その結果、当り障りのないブログになりそうだし、それは企業のプレスリリースとあんまり変わらなくなるだろう。閲覧者の質によるけど、例えば、当り障りのない文章は多分ソーシャルブックマークされないだろう。
ネットで読まれる文章は・・・? ネットで読まれる、ソーシャルブックマークがつく記事は・・・
1.役立つ記事
2.よくも悪くも面白い記事
だと思う。技術を紹介した記事や、役立つページをまとめた記事は、非常に閲覧される機会が多いと思う。役立つ記事は勿論そうだが、個人の感情の憤りや、感情の集合(2ちゃんねるとか)も面白い。最近ソーシャルブックマークした記事を紹介してみる。以下。
秋葉銃刀法のウソ(はてな匿名ダイアリー) この記事は、匿名だからこそ出来る内容かも知れないが、私には非常に興味深い内容だった。当然、こんな内容を社長のブログで出来る訳はない。
ブログ村ランキングです!
応援お願いします!
にほんブログ村
↑ジャンプ感想ブログランキングもチェックできます!
スポンサーリンク
企業は客商売だから・・・ 記事の最初に社長ブログで出来ない事を列挙したが、それは結局、企業が客商売であるからだと思う。例えば、電車の中での若者のマナーに思う所があっても、よほど豪胆な社長でないと書けない。また
、『ショルダータックルヤスザキマン』の感想も突っ込んで出来ないだろう。漫画の中に出てくる、ヤスザキに頭突きをする若者もヤスザキにツバを吐きかける人も、社長、企業にとってはお客さんな訳だ。むざむざ、反感を買う必要もないだろう。
冒頭で列挙した3つの要素をそれぞれ詳しく書く。
①ネガティブな事を書けない。
企業の顔である社長が精神的に弱い所、荒みを書く訳にはいかないだろう。ブログから「頭がおかしい!」と思われて、それが利益に繋がるとも思えない。最低限の明るさは必要とされていると思う。
②思想は書けない。
『企業献金』という言葉がある以上、企業や社長が指示する思想や政党はあると思うのだけど、それらは絶対にブログに書けないだろう。左右、与党野党、どちらかに片寄れば、その反対側の人の反感をかうだろう。どの立場にも『正義』はあると思うが、その『正義』は社長ブログには現れないと思う。
③珍奇な事は書けない。
ブログは、ネットとの親和性が強いと思う。だが、社長ブログで、Youtubeにはまっているとか、最近、よく見るサイトの紹介とか出来ないだろう。多分、社長ブログで他のサイトを紹介する時は一つのビジネス的な意味合いが出るのじゃないかな。漫画の事とか出てきても、ドン引きかも知れない。
ネットに関わらず、誰かが『引く要素』は社長ブログには書けないだろう。
実際に『社長ブログ』で検索してみると・・・ 実際に『社長ブログ』で検索してみると、色々と上位に社長さんのブログが出て来ます。少ないですが、10個くらいの社長ブログを読んでみると、やはり、ブログのブログらしさが前面に出た、「適度な改行」で「明るく」、「楽しい」事が書かれている日記ブログが多く、私(ギーグ見習い)の食指が動いたブログは少なかったです。内容的にも本人や企業名の検索以外からアクセスがあんまりなさそうな感じです。また、事業の報国等、プレスリリース的な記事も多い。
後、どうにもその『ブログらしさ』からゴーストライターでもいるのじゃないかと思えてしまう。絵文字とかも使われているし。
社長ブログや企業ブログを生かすにはどうすれば良いか? 企業の社長の生活として興味が持たれるとしたら、企業→社長ブログとなる訳で、ブログの情報発信の特性が生かされている訳ではない。
本当にブログで知名度アップに繋げるなら、特に若い企業なら、ブログ→企業という流れを模索して有効利用した方がよい。だが、ギーグが好むような事は書けない事を前提とすると、どう考えれば良いのか・・・?
パッと思いついたのは「食べ物」だった。例えば、料理が趣味の社長さんなら、レシピとか調理の写真を載せたら、役に立つし、検索もされるかも知れない。その際は・・・
「おいしかった~!」
のような
アホみたいな感覚的な記事タイトルではなくて・・・
「ポテトサラダ(大根葉入り)のレシピ紹介!」
というようなキーワードを含んだタイトルにしないとダメだろう。まあ、『ポテトサラダ』でどれくらい検索されているかは分からないけど。後、作るという意味では、模型とかの趣味も良いかも知れないな。テクニックとか検索されそうだ。
とまあ、ちょっと考えてみれば結構、出てくるので、既存の社長ブログでも行われている?という感じがして来た・・・。
社長ブログを有効利用するには・・・? 出来ない事(考えれば、する必要のない事)は多いですが、ブログを有効に使えば、HPだけで勝負するより確実にアクセス(≒認知度)を高める事が出来るでしょう。「ブログをやっていれば読まれる」となんとなくやるのだけではなく、道を想像して、方法を模索すれば確実に成果が出るのじゃあないかと思いました。ちなみに一応、劇団代表(ただし、一人)のナカノ実験室のブログのこのブログは、社長ブログのような位置付けだと思いますが、精神的な荒みやネガティブな事をふんだんに書いています。
ブログを初めてからやった公演の集客が悪かったのは、ブログが悪く働いたからかも知れない・・・。
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口