逃げ上手の若君1話「滅亡1333」(松井優征)感想『北条時行主人公の史実の逃亡譚!題材と共感と応援の秀逸さ』あらすじ+2話予想・ジャンプ感想8号2021年【ネタバレ注意】
1逃げ上手の若君1話「滅亡1333」(松井優征)
松井優征先生の新連載です。常々、「漫画は最初の1ページ目が肝心」と発信されている氏だからこそ、1ページ目のハードルが上がってます。
見開き扉絵でのサブタイトルが、とても良かったです。主人公から羽みたいなのが出ているのは、異能のヤツでしょうか?
北条時行主人公の史実の逃亡譚!
ぶっちゃけ、全然知らん奴が主人公。ただ、作品内でも「教科書に載っているけど、みんな忘れる」という説明がされていて、知らないことへのハードルは下がってます。
史実だから、主人公がどうなるかは知っている人は知ってるんでしょうけど、私は、ウィキペディアとか検索しないで読みます。知っちゃったら、面白くないだろうから。
しかし、「歴史もん」というのは、ジャンプ新連載の鬼門の一つなのですが、そこを選ぶ作者。「大丈夫かな?」と思って読み出しましたけど、めっちゃ面白かったです。読者の心を掴む1話の工夫がされているのと、キャラが魅力的でした。
題材と共感と応援の秀逸さ。
歴史もんで、さらに知名度の低い歴史上の人物が題材となってますけど、主人公の心情などに共感できるようになってるんじゃないでしょうか。織田信長のような知名度はなくても、共感できればオールオッケー。
また、主人公は8歳の男の子。アラサー、アラフォーが当たり前になっているジャンプ読者が、自分の息子くらいの年齢の子が頑張っているとなると、絶対に応援したくなる。独身の私ですら、過酷な運命に翻弄される主人公を応援したくなりました。
で、ありながら、顔を紅潮させながら怒るシーンなどは、少年読者を目覚めさせる破壊力あります。可愛いヒロイン(巫女)そっちのけで、少年主人公が描かれている気がします。
おもしろい。
ぶっちゃけ、めちゃくちゃおもしろい。ネットの反応などは読んでませんけど、「流石やわ」というのが正直な感想。「歴史もんは読まない」って派の人が、あんまりいなかったら良いなー。読まないと、人生の損です。
あらすじ。
1333年鎌倉。北条高時が鎌倉幕府の総帥で、足利高氏が出陣する。南北朝時代の絶対的主人公だけど、漫画の主人公ではない。
主人公は、北条時行。婚約者気取りの清子登場。弓の稽古からも、逃げ上手。
北条氏の本家は、すっかりお飾りの王となっている。主人公は、誰からも期待されてないし、教科書に一度だけしか登場しない。
主人公は、徹底的に武芸の稽古から逃げる。そして、美少女の巫女が登場。
諏訪頼重の登場。後光が出るくらいの新星さ。巫女は、雫。諏訪頼重は、ゴニョゴニョした未来が見える。
2年後、10歳の時に主人公は英雄となる。北条邦時と蹴鞠をしながら、後継の話をしたりする。
一ヶ月後、ここまで出たキャラの大半が死ぬ。足利高氏の謀反であった。神速の英雄。鎌倉幕府の滅亡。
諏訪頼重が、逃亡の準備をしていた。主人公は、自害するとか言う。
主人公、裏切り者の武士達の中に突き落とされる。主人公、華麗に逃げ切り、激おこ。郎党(仲間)っぽいキャラも登場。
二年後に日本中を震撼させるという。そして、次号に続く。
次回、鎌倉を失った時行!足利高氏鬼が追いすがる!
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次回の予想。
史実のことは分からないけど、作品内での2年がどれくらいの話数で描かれるか分からないけど、全10巻くらいのコンパクト連載かもしれんね。しばらくは、敵からの追撃と味方の合流が描かれるのじゃまいかと。
逃げ上手の若君2話予想・感想『鎌倉を失った時行!足利高氏鬼が追いすがる!』「滅亡1333」(松井優征)の次回(ジャンプ8号2021年)。 #WJ - ジャンプ予想を書く!伝外超スデメキルヤ団劇
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