ツクモギリライフ(川江康太)感想&あらすじ『付喪神の殺し屋という難解なテーマ』連載化予想・ジャンプ感想8号2021年【ネタバレ注意】
11ツクモギリライフ(川江康太)
カラフルな扉絵からスタート。今週の読切も、殺し屋がテーマのようです。扉絵にいろいろなアイテムが散らばってますが、それらが何を意味するのか!?
良かったところ。
付喪神の剣の子が可愛いという部分でしょうか。作品内の唯一のボケ役というか、表情豊かで楽しいです。
あと、付喪神がテーマになった漫画は数あれど、付喪神が人間を襲って、付喪神を増やすというのは、新機軸な気がします。魂が宿った道具→付喪神ってのが一般的なルートですが、その付喪神が人間を道具にするってのは、初めて読んだ気がします。
気になるところ。
「殺し屋と思われた奴が殺したのは人間じゃなくて付喪神」、「付喪神は人間を襲って付喪神を増やす」という作品の基本設定がシーンの流れや絵的に分かりにくい。いっそのこと最初のページで文章で説明してくれた方が親切。
おそらく、切断された人間だと思われた肉体が、道具に変化するというのが、絵的に上手に伝わってないからじゃないかと。
あと、作品の舞台の街が特殊な状況で、その原因や元凶というのが提示されなく、ヒロインだけが最後まで人間だったという理由も分からない……。
総評:付喪神の殺し屋という難解なテーマ。
ラスト2ページが難解。ふわっと終わらせた感じがしましたけど、実は丁寧に読み解けば、ヒロインだけが特別となった理由とか、元凶なのが推察できるのじゃないか?と思いました。
ツッコミどころが多いな…と思って読んだのですが、作者が私の想像の範疇から飛び抜ける、ハイセンスの持ち主なんじゃないか?と思ったりました。
あらすじ。
日本に殺し屋はいないと思っていたけど、いた。15分前には知らない人に拉致された。
付喪神の剣が、殺した付喪神を食べる。付喪神は人を襲って仲間にする。
主人公は、付喪神を殺すジライヤ。吉澤はイジめられてたけど、学校に行ったら、首謀者が死んだとかで、イジメなくなる。
吉澤の友人は、2人とも付喪神になっていた。ジライヤは、吉澤の気持ちとは関係なく、殺す予定。
街の人間は、吉澤以外が全員が付喪神だと判明。ジライヤは、剣を握るとハイテンションになる。
由美子が完全武装で登場。ジライヤは、みゃく丸の力を解放したりする。
吉澤は、自分も付喪神になることを願う。なんか、ふわっとした感じで終了。
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連載化の予想。
まあ、付喪神を殺し屋するストーリーになるのでしょうが、ぶっちゃけ、全然、連載化のイメージがわきません。付喪神が付喪神を増やすってのは、ゾンビと吸血鬼と扱いが変わらない気がします。だったら、付喪神じゃなくても良いような…。
先週の感想。
読切「ヴァティ・リぺぺ(高畑悠)」と「怪物事変(藍本松)」掲載!ジャンプ7号(2021年)一言振り返り感想&ヘッドライン。余談。
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