夢操縦(坂東那生)感想『天喰麦ェ…15ページで描かれる最高の読切』あらすじ+連載化予想・ジャンプ感想28号2021年【ネタバレ注意】
20夢操縦(坂東那生)
寝ている少年と、暑苦しい結婚式の様子からスタート。JSF読切のやつです。
あらすじ。
主人公は、他人の夢を操作できる能力を持っている。しかし、想い人である天喰麦(あまじきむぎ)の夢の中には、扉があり入ることができない。彼女の意識を操作すべく、その扉を開こうとするのだが…!?
15ページで描かれる最高の読切。
JSF読切って、すごいのが現れる。「何かあるだろう」と予想しながら読むのだけど、わりと予想外の展開だった。ページ数が限られているから、無駄な情報は入らなかったり、コマ割も、最大限に工夫されていて、漫画の中の余白は作りにくいのだけど、それでも、面白いショートショート小説を読んだような感想。
15ページの中で、激しい起承転結を作ろうとするからこそ生まれるのかもしれないけど、後半の怒濤の展開は、「すごい!」と、感嘆しました。
記事の後半は、すでに読切を読まれた人が読んでくださいな。
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天喰麦ェ…。
ヒロイン(?)の名前の読みは「むぎ」だけど、ストーリーを考えると「ばく」という裏の意味があるんだろうな…と。麦芽(ばくが)のばく。本当に能力者であった彼女があったことは、賛否両論はあるとは思う。
彼女の側に立てばハッピーエンドだけど、じわっとした気持ち悪さを残す感じも良い。まあ、無恋人人にとっては、「なんだかんだで彼女できていいじゃん」という、元も子もない感想をおぼえそう。私です。
総評。
すごい。最小限で描かれている感じだけど、話の格子がしっかりしているから、倍の30ページくらいにしても面白いと思う。主人公のフリっぷりをどう思うかで、作品の感想は分かれると思うけど、そういう部分も含めて、良かったと思う。すごいです。
連載化の予想。
この設定での連載化はないでしょう。「夢を操作できる能力」で連載にするなら、ぜんぜん違う話になるでしょうなあ。マインドアサシンとか、それ系の話。それはそれで読んでみたいけど。
先週の感想。余談。
読切「タタラシドー(末永裕樹×馬上鷹将)」他掲載!ジャンプ27号(2021年)一言振り返り感想&ヘッドライン。…ページ数の多かったサッカーのヤツよりも、圧倒的に面白かったやないか…。
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