灼熱のニライカナイ47話最終回「epilogos」感想『10年後世界と伏線完全未回収と総評』あらすじ+48話予想・ジャンプ感想29号2021年【ネタバレ注意】
19灼熱のニライカナイ47話「epilogos」(田村隆平)
3人の父親を語る少女からスタート。成長したチャコのようである。そして、今回が最終回。おそらく、鮫島に関する背景は不明のまま、教団事件の顛末なども、ダイジェストで大団円するであろう。作者コメントから、打ち切りの無力感を感じます。
あらすじ。
七瀬宇海の語りで、10年後の様子が語られる。成長したチャコ。そして、新宿署から配属となった鰯水仁。教団事件はまだ終わってなく、IOPOなる組織は、ポセイトラコンの残りを集めている。そんな中、鮫島は海辺で起きた事件に…!?
10年後世界。
成長したチャコが描かれる。もっと長く続いていたら、チャコの成長も徐々に描かれたのだろうか…?10年後でも教団事件の全てが解決してないってのは、今回で最終回だったせいだろうから、もっと続いていたら、チャコが幼女のまま、ポセイドンを倒したのかもしれない。
10年後ってことは、10歳上乗せされているわけで、七瀬署長とか何歳なのか?とか思ってしまった。でぶだった眼帯マンが痩せているのが面白い。あと、鮫島がオルフェウスの鮫版になっているのじゃないかと、ハラハラした。
伏線完全未回収。
描き下ろし予想の方には、詳しく書きましたけど、多くの伏線が未回収で終わった。神室との対決がクライマックスとなったけど、ポセイドンとか何だったのか…?
そういう意味では、打ち切り感満載なんだけど、成長したチャコと鮫島の関係性を見ると、この最終回は、それでそれで良かったのじゃないかと思う。
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総評。
過去にヒット作を出していても、ジャンプじゃあ打ち切りになる現象。前作の「腹ペコのマリー」もそんな感じだったし、田村隆平先生の次回作はWJであるのだろうか…?
この現象は、現在連載中の「ウィッチウォッチ」にも、「逃げ上手の若君」にも起こり得るし、ギャグありシリアスありの作風という共通点あるように思える。ウィッチウォッチは、「一年以内に起きる厄災の回避」という感じで、人気のある間は伸ばせる感じになっている。スケットダンスも2年の秋が話数的に一番長かったらしい(うろ覚え)。
灼熱のニライカナイを振り返ると、ギャグとシリアスのギャグが、刺さらなかったのじゃないかと思う。ギャグは面白かったら人気に繋がるけど、滑り続けると人気は下降する。
あと、時代が求める空気感もあると思う。同じ頃に連載が開始された破壊神マグちゃんが生き残ったあたりがシンボリックだと思う。昨今の漫画は、主人公への「共感と応援」が重要らしい。そういう意味では、不遇な生い立ちであるチャコとか、応援したい気持ちが起きそうなものだけど、初期の頃は「わがまま幼女」の側面が強く描かれていたと思う。
幼女と言えば、最近幼女を卒業したドクターストーンのスイカちゃんがいるけど、彼女こそ「応援したい幼女」じゃないかと思うし、初期のメガネをかけた回とかは、作品人気を盤石にしたエピソードの一つだと思う。滑車の力でコハクを救った話で人気に火がついたらしい。
それはさておき、「べるぜバブ」は、田村先生が描きたいモノと時代が合致したんだと思う。実は、私は最初から最後まで読みましたけど、べるぜバブは、そこまで刺さらなかった。腹ペコのマリー、灼熱のニライカナイなどを通して、田村先生の作風は一貫していると思うけど、世間に媚びるとかじゃあなくて、何かをブラッシュアップする必要があるのじゃないかと思った。
3作品とも、神話が題材になってたりするのも特徴の一つであろうか。笑いの部分に関しては、たぶん、ダウンタウン世代だと思うのだけど、世の中が「第7世代」とか言い出しているので、ギャグの方も変化が必要なのかもしれない。
今、一番時代の空気感に合致している笑いは、マッシュルなんじゃないかと思う。僕とロボコは面白いけど、実は、丁寧に古典ギャグを描いている感じがある。いっそ、次の読切とかはド・シリアスな作品も良いのかもしれない。
色々と思うところを書いてみたが、めちゃくちゃ同世代の漫画家さんであった。まあ、私もブログに感想を書くだけじゃあなくて、「なんかせねば」という気持ちになった。
サラリーマンやめてから、漫画とかに本気出してたら、今、どうなってたろうか(遠い目)。
描き下ろしあるなら…未回収の伏線やポセイドンの正体とかかな!?
描き下ろしの予想。
めちゃくちゃ最終回で終わったけど、オマケページで本編で出なかったことが語られるかも?なんとなくだけど、田村隆平先生はそういうことしなさそう。ドライ。しらんけど。主人公の素性に関しては、匂わせる程度で終わったから、知りたいけど。
灼熱のニライカナイ48話予想『未回収の伏線やポセイドンの正体とかかな!?』「epilogos」(田村隆平)打ち切り最終回の次回描き下ろし(ジャンプ感想29号2021年)。 #WJ - ジャンプ予想を書く!伝外超スデメキルヤ団劇
先週の感想。
46話「ニライカナイ」
刑務所の中の神室は、鮫島がポセイトラコンの力を使えた理由などを語る。姉ヶ島は、粛々と告別式が行われる。車の中から消えたチャコを、鮫島は追うのだが…。
灼熱のニライカナイ46話「ニライカナイ」感想『告別式とチャコの涙』あらすじ+47話予想・ジャンプ感想28号2021年【ネタバレ注意】
櫛灘八重が、教団から失踪した理由とか、ポセイドンの目的とかが不明だし、ポセイトラコンも集まってない。まだまだ残っている物語は多いのだけど、来週で一気に最終回の可能性もあるようには思う。
灼熱のニライカナイ47話予想『最終章で新展開か!?ポセイドンと櫛灘八重の話になるのか!?』「ニライカナイ」(田村隆平)の次回(ジャンプ感想28号2021年)。 #WJ - ジャンプ予想を書く!伝外超スデメキルヤ団劇
読切「夢操縦(坂東那生)」など掲載!ジャンプ28号(2021年)一言振り返り感想&ヘッドライン。余談。
まあ、なんつーか、めちゃくちゃ同い年でしたわ…。
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