地獄のカンダタ(吉田B6)感想『小ボケ満載の仏と鬼の罪悪感の珠玉読切』あらすじ+連載化予想・ジャンプ感想02号2022年【ネタバレ注意】
10地獄のカンダタ(吉田B6)
作者紹介ページに芥川龍之介「くもの糸」のカットが書かれてますので、カンダタとは、あのカンダタのようですね。
あらすじ。
幹太(カンタ)は、寺の住職で、お祓いをしている。人が罪悪感を抱くと、それを目当てに地獄から鬼がやってくるという。サラリーマンのダメ人間のお祓いしていると、小学生の新太朗がやってきたのだが…!?
小ボケ満載の仏と鬼の罪悪感の珠玉読切。
思い浮かんだのは、銀魂。センス系の小ボケが散りばめられていて、飽きさせない。ちょっと、小ボケがシリアスのジャマーとなっているのじゃないか?と思いつつ、シリアスシーンになると、絵的な迫力がある。
芥川龍之介の蜘蛛の糸が題材になっているようで、そうでもないような感じ。主人公が敵と同等の力を持つ漫画は多いけど、「罪悪感」がキーになっている物語は、新しいと思いました。
ボケと迫力と、ちょっと良い感じのエンディングが素晴らしいと思いました。
総評。
すぐに連載になりうるクオリティなのでは?絵の感じは、すでに連載に向いている気がします。過剰な書き込みがされてない感じがあります。
主人公への共感であるとか、新太朗と母親が抱えている辛さであるとか、読者への共感性も高かったのじゃないか?と思いましたよ。
ブログ村ランキングです!
応援お願いします!
にほんブログ村
↑ジャンプ感想ブログランキングもチェックできます!
スポンサーリンク
連載化の予想。
毎回、罪悪感を抱えた人のお祓いをする物語となるでしょう。保健室の死神のような感じ。そして、それらを通じて、カンタ自身が背負っている罪悪感と向き合う話になるのでは?
先週の感想。余談。
読切「竜と檻人(紅木春)」掲載!ジャンプ1号(2022年)一言振り返り感想&ヘッドライン。感想こそは書いてないですが、以下の読切を読んでました。
魔彫りの紋/2021年1月期JUMP新世界漫画賞 - 吉田B6 | 少年ジャンプ+ジャンププラス万歳。
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口