ヤマビコな日常(小林おむすけ)感想『WJ史上最高のお散歩コメディ爆誕』あらすじ+連載化予想・ジャンプ感想9号2022年【ネタバレ注意】
9ヤマビコな日常(小林おむすけ)
手塚賞準入選作品です。前代未聞の「お散歩コメディ」とのこと。カラーページは、掲載後に描かれたと思いますが、町並みとか、動物とか、見ていて楽しい。
あらすじ。
主人公は、野山ヤマビコ(16)と葉月ユウキ(16)。ユウキは、ヤマビコのことが好きで、毎日、学校の後にお散歩をして帰る。ヤマビコは、一ヶ月後に遠くに行ってしまうのだが…!?
WJ史上最高のお散歩コメディ爆誕。
めちゃくちゃスゴい。近未来の世界観で、私達の歴史の延長線上になるなら、戦争などの出来事があったはずだけど、そのあたりに触れないで、あくまで散歩主体で描いている。
物語の展開にあわせて、徐々に、地球に起きたことや、火星への移住の話題などが出てくるけど、あくまで、この物語は高校一年生の放課後のお散歩の物語だ。
SFを予感させながら、あくまで「遠くに行ってしまう友達」と片思いを中心に描くのが、とても素晴らしい。読者が一番興味をひく部分を中心に世界観が広がっている。
「甲府盆地」と具体的な地名が出ていて、おそらく作者が住んでいる土地だと思われますが、大きく変わってしまったであろう風景が興味深い。甲府市の人は、見覚えのある風景もあるかも?
朽ちた高速道路と思われる場所での告白シーンの見開き。柵を挟んで両側の景色が全て描かれているシーンは、圧巻の一言。
総評。
めちゃくちゃスゴいです。ジャンププラスに掲載されてたら、めちゃくちゃバズっていたと思われます。
「高校生二人が放課後に散歩する話」と地味にも思える内容ですけど、とにかく、側(がわ)がすごいし、中心もスゴい。
この作品の良さを誰かに伝えようとする時に、「高校生が散歩するすごい話」以上にどう説明しようか思案するのでは、ないだろうか。
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連載化の予想。
連載になる内容ではないでしょう。だがしかし、今回の内容をベースにしつつ全2巻くらいの内容で、世界観広げつつ物語が描かれるなら、読んでみたい。食べ歩きとか、グルメ要素などを入れてみても、面白いと思う。
先週の感想。余談。
読切「我は竜神(谷崎修平)」と「にゃにゃころびにゃお吉(波風凪)」掲載!ジャンプ8号2022年)一言振り返り感想&ヘッドライン。Twitterで絶賛されてないかな?と思って検索したら、そうでもくて、しょぼんぬ(´;ω;`)。
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