根暗闇蔵(山本元輝)感想『悲観流ネガティブ侍が近代兵器と戦う読切』あらすじ+連載化予想・ジャンプ感想44号2022年【ネタバレ注意】
あらすじ&展開。
黒服と侍の扉絵より。ライザ・ライトシングは、セントマスクの大統領候補。彼女は世界平和を願っているが、悪人に狙われている。日本首相が彼女を警護するために派遣したSPは、根暗闇蔵と日外明であった。
根暗は、悲観流を極めたネガティブ侍であった。ネガティブな心境をパワーに変えて、近代兵器と戦うコメディ読切。
悲観流ネガティブ侍が近代兵器と戦う読切。
物理とか、気とか、そういう細かいことは抜きにして、しょぼい目のネガティブな思い出と、繰り出されるギャップを楽しんでいく感じ。
あと、根暗のネガティブすぎる思考も、ギャグポイント。ずっと目を閉じているのは、バタフライエフェクトを心配していると、作者紹介ページにありました。
つっこみ。
コメディ作品だけど、反撃をくらって死ぬスナイパーが、あんまり笑えない感じだったり、ヒロインのライザは、毒殺された旦那(大統領)の願いを叶えるために、大統領を目指していたり、シリアス部分が、ギャグ設定と折り合ってないように思えた。
コメディのようで、シリアステイストがあるのが作風かもしれないけど、シリアス部分を読む読者の「ご褒美」が少ない気がする。あるいは、シリアスの部分がメインなら、コメディが邪魔している。
総評。
狙撃、巡航ミサイル、核爆弾と敵側の攻撃がインフレしていき、それを追撃していく根暗が面白かったです。反撃対象が変わるごとに章割りされてる感じも、面白い。
最終的に思ったのは、あとひとつ何か足りない。例えば、ライザに対して応援や共感の感情は、設定が身近じゃないから、わいてこないし、ギャグ部分の面白さも、そこまで突き抜けていない。
ギャグだったら、もっとギャグに全振りしても良かったかもしれない。
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連載化の予想。
根暗が主人公となり、いろいろな人のSPをするマンガでしょうか?今回で、核爆弾まで戦ったから、さらなるインフレが描かれるのかもしれんね。
関連読切と余談。
金未来杯「絵に描いた餅を描いた餅(林快彦)」読切掲載!ジャンプ43号2022年)一言振り返り感想&ヘッドライン。以下の読切がネットで公開されています。
Positivo/2018年9月期JUMP新世界漫画賞 - 山本元輝 | 少年ジャンプ+わりと、ハードな内容でした。しかし、「絵に描いた餅を描いた餅」のレベルが高すぎる気がする。
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