三上少年探偵ファイル(麻生周一)は脱勇者学か???~赤丸ジャンプ2009年WINTER①
三上少年探偵ファイル 麻生周一(あそうしゅういち)
麻生周一先生の読切です。流石、連載経験者、安定した面白さです。なんとなく、巻頭カラーというのは、意外でしたが。
まず思ったのは、良い意味で、「ぼくのわたしの勇者学」の影響がなくなってきたかな?と思いました。
どうも、これまで載った読切を読んでいると、鋼野と、河野の印象が残ってたのですが、なんか今回は、それを、あんまり感じませんでした。よくよく考えると、三上少年は、鋼野っぽいような気もしますがwww。
冒頭の花瓶の事件は面白かった。破片の推理もそうだけど、制服びしょびしょには、吹いた。
基本的に、探偵モノのぶっ壊しのギャグだと思う。容疑者を増やすとか、面白かった。なんとなく、パンティ事件の犯人は想像していた。まあ、ヤスが有名なせいかな。犯行のトリックとかは、ページの都合ではしょられてしまったけど…。
やっぱり、連載経験者は、安定した面白さがありますね。ちょっと、ネームが多い気もしますけど、探偵モノだから、仕方がない???
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WATER DRIVE 青戸 成(あおとじょう)
王道か邪道で言えば、王道の漫画ですね。
粗さは、目だつ気がしますが、勢いがあると思います。ただ、気になったのは、しばらくしないと、物語の舞台となるWR(ウォーター・レース)の仕組みがよく分からない事。冒頭で、主人公の母親が襲撃を受けていますが、それがルール内なのかルール外なのか…とか。ある程度、レース中での戦闘行為が許可されているのかな?とか思った訳です。
あと、世界観とか。水上が主な舞台になっているから、もともと、水が多い世界なのか、そういう国なのか?とか。後まあ、水機のコックピット内部とかも、もうちょっと説明があっても良かったかな?とか。操縦者の動きが、水機にシンクロするように見えるけど?あと、水機が分断可能な人工知能ユニットになってたりするのも、なんでかなー、とか思った。
まあ、物語の重要なキーである、シンクロのためには、人工知能ユニットは必要な訳ですが。
とまあ、気になる所は、多いのですが、勢いと若さ(多分)がよかったです。
幻想妖怪譚ハオリセンコウ 鷹嶋 大輔(たかしまだいすけ)
ちょっと癖があるけど、十分な画力を感じました。大胆で、迫力のある絵だなーと。キャラの喋り方とかも、ちょっと「う」と来る所があるのだけど、それでも、可愛いキャラだと。
ただ、ちょっと、主人公の壱河と、ハオリをプッシュしすぎかな?と。妖怪側にも、人間側にも、敵役を除いて、魅力的なキャラがいれば、もっともっと、話しに広がりが見えたかな?とか思いました。
なんとなく、本誌連載中のリボーンに近いニュアンスを感じた気がするのですが、気のせいでしょうか。連載にあたっては、画のシンプル化が必要でしょうね。連載で、この描き込み量は、しんどそう。
アグリ
一応、農学部の出身としては、食とか、栽培とか、薬品被害とかは、気になるテーマではあります。やはり、最近の食品偽装とかから、着想されているのでしょうか?なんとなく、絵柄から、鳥山明先生の影響を感じました。
ギャグとシリアスを交えつつ、かなり好きでした。ヒロインの「そ゛れまでお父さん…」の時と、その表情と、それを含む見開きは、電車の中で読んでても、涙でました。このコマを描けるのは、すごいなあと…。
バイクと戦車の融合は、迫力、スピード感があって、カッコ良かった。
勧善懲悪話で、パワーバランス的には、主人公がかなり強い感じになるのですが、それでも、一方的にあんまり感じないのは、前述の「泣き」のコマがあったからでしょうか。
今回の赤丸ジャンプの一番好きな話かもしれません。
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