『崖の上のポニョ』感想(雑感です)
HDに録画したままになっていた、『崖の上のポニョ』を観ました。思った事を、つらつら書いた感じの雑感です。
・信号による交信で涙ぐむ
信号での交信のシーンが胸に来る。何故か、涙目…。年をとったせいだろうか?非常に淡泊だけど、こみ上げてくる感情があった。自分でもよく分からん。昔は、この手のシーンで、涙がじわって事はなかっただろうな。
・ポニョ走る。
メイキングによると、一番、大事なシーン。ポニョの人間になったシーン。波の上を走っている様を見て、愛ってのは凶暴なものなんだな。と思った。女の子が、男の子に会いに来るという事で、高波が発生し、色んな人が巻き込まれる。愛ってものは、凶暴で、我儘であると、俺は感じたぜ。
個人的な感情で、世界を巻き込むってのは、最近、よくある気がするけど、ジブリだと、ちょっとふうあいが違って思えるな。
・チキンラーメン?
鍋で煮るタイプじゃあなくて、ドンブリで作るタイプのラーメンを、ここまで美味そうにみせるのは、すごい。目をつぶっている間に、卵とハムをいれる演出もにくい。このままCMに出来そう。
ハムと言えば、ポニョの父ちゃんのフジモト氏が、若干のハム批判をしているけど、化学調味料や保存料の事をいっているのかな?劇中のハムが、どうかは分からんが(無添加の可能性も)、一般的なハムなら、化学調味料、保存料、着色料のプールだろう。だけど、それを美味しい!と食べるのが、人間だと思う。清濁併せ持つというか。ハムにそんなのが込められていると感じた。
・船の墓場
きたな、物語の転換点。船の墓場。映画館で、観たいシーン、だな。ぼぅっと観てしまったけど、観音様の降臨?すげー神秘的だったな。船が集まっているとか、どんな意味だったんだろうか?
・ポニョのお母さん。
マーニャに似ている。観音様という言葉が、船乗り的に思える。母という存在は、『偉大』という意味あいもあるのかしら?
ブログ村ランキングです!
応援お願いします!
にほんブログ村
↑ジャンプ感想ブログランキングもチェックできます!
スポンサーリンク
・世界破滅するんすか?
よく理由が分からんな。世界と魔法の均衡とか?ストーリーとか、設定とかじゃあなくて、一人の女の子の気持ちが世界の破滅に匹敵する…と考えれば、ロマンチックだ。月が落ちてきているとか、世界の綻びとか…。フジモトさんが、ややこしい設定関係は、早口で説明するから、聞き飛ばしていたのが、あだになった感じか。視聴者として。
・おもちゃの船
あれなんで動くの?水を温めて、対流させるとか?蒸気船みたいな感じ?
・眠気
急な眠気?魔法力の喪失?これ、何きっかけかな?人間の赤んぼと触れ合った事で、情緒の変化があったとかそんなの?子どものと触れ合って、母性が目覚めたとか?5歳の女の子、だが。意識の中で、男女の別が生まれたとかなんとか、かんとか。魔力の喪失は、性への目覚めなのかな、と。
・老人ホームの人々とお母さんのキングリクムゾン
一気に不思議世界に入りすぎじゃね?しばらくあってない間に、お母さんが、不思議世界の方になっていたのが、気になった。一方その頃が全くないのは、効果なのかなー。お母さんが、一番、現実に近い存在だと思っていたから、虚をつかれた感じ。
・ポニョ愛の試練
魚になっても愛せるか?想像した通り、愛の試練だった。魚、半魚人、人間に姿を変えるポニョを好きでいられるか。宗介の心意気は、爽快だけど、5歳の男の子よりも、明確な恋愛感情が芽生えている年齢の方が、リアルだなー、とか思った。まあ、それは、ちょっと違う作品になるけど…。そもそもの、宗介のキャラクターを考えたら、全く、試練でもないのだが…。
保育園のオシャマな女の子とか、もうちょっと、活躍させて欲しかった。尺の関係もあるかも知れないけど、ポニョが人間になってから、人間生活や、他の人間と触れあうシーンがもっとあれば、最後のシーンがもっと引きしまったのかな?とか思う。
後、マクロスのバルキリーを思い出した。ファイター(魚)、ガワーク(半魚人)、バトロイド(人間)、という所だろうか。
・もう一度観たいなぁ。
思えば、アニメを観るのも久し振りだけど、もう一回観たいな。二回目観たら、気がつく事が多そうだ。ちょいと、頭の中で未消化な部分があるから、かな。でも、1度みると、2時間くらいかかるから、ハードルが高いなぁ。
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口