ステーシーズ少女再殺全談(大槻ケンヂ)感想~武装錬金にも影響を与えたあの作品!
・きっかけは武装錬金
今更、本当に、今更なのだが、大槻ケンヂ氏の『ステーシーズ』を読みました。
まあ、衝動買いなのだが、私が黒歴史時代にドンはまりした、武装錬金にも多大な影響を与えた作品だからだ。
再殺部隊という単語や、パピヨンの武装錬金の『ニアデスハピネス』に、それがみてとれる。
そんで、そんなに長くもなく、読めば、結構、一気に読めた。ので感想感想。感想を列挙。
・どんなお話?
15~17歳の少女が突然死し、ステーシー(ゾンビ)となってよみがえる。ステーシーは、人肉を喰うから、165分割して、再殺しないといけない。再殺する人々が再殺部隊。ステーシー化する直前の少女が浮かべる多幸感に満ちた笑顔を『臨死遊戯状様(ニアデスハピネス)』と言う。そんな世界感で、色んな人がのたうち回る。そんなお話。←適当だなwww。
・好きな事書いてるなー。
例えば、実際の自衛隊員とかで、武術に秀でている人がどれくらいかは分からないけど、プロレス、ジークンドーとかに秀でた人が出てくる。なんつーか、タモリ倶楽部とかで、著者をよく見ているせいか…「好きな事書いてるなー。」と思った。
そのシーンに関しては、プロレスやジークンドーの技で、ステーシーをグチャグチャにする描写を書きたくて、書いたんじゃないか?と思えた。まあ、書きたいものだから、書いてはる訳だと思う。
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・怖くなくなっている自分
想像力の欠如か?ステーシーとは、言え、女の子をぐちゃぐちゃにしている訳だから、もうちょっと怖い!と思っても良さそうなものだけど、多分、バイオハザードとかやっているからだろうな。
ただ、異聞(外伝)にあった、ニアデスハピネス発症中で、まだ、ステーシー化していない少女を殺す描写は、「うっ」と来るものがあった。人間だから…という部分が大きいからだろうか…。ゾンビだから心が痛まない。(まだ)人間だから、心が痛む。この辺りの差異は、もしかしたら、計算されたものなのかな…。
・後、倍のページは読みたかった。
設定とか、結末とか。最終的な世界の形とかを読んでいると、もっと、もっとページ数を読みたかったな。想像力で補間すべきなんだけど、もっともっと、色んな話を書けると思う。
・男が書いている少女像。
私も、一応、脚本を書いた事があったり、小説みたいなモノを書いてたりする関係で、よく考えるのは、「女性の描き方」。どうしても、私が書くと、ヒロイン化、理想化された女性キャラクターを描きがちなのだが…そういう風に思う部分が、ステーシーズでも見てとれた。15~17歳の少女が理想化されているというか、少女と言えど、人間ってそんなに美しいものじゃあないですよね。
『15~17歳の美少女がステーシー化する!』
とバシっと書いてあれば納得できるのかも。まあ、もしかしたら、書かれてないだけで、「ただしイケメンに限る」みたいなルールがあったのかも…。
私が時々悩む事を、プロの作品からも感じたから、それは、それで、いいのかなーと思った。
・最後に
マンガっぽいなぁ、と思ってたら、コミック化しているみたいです。
買って、みようかな…。
まだ、1回しか読んでないですが、2週目に突入したら、気付く事もあるのかも?かも?
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