喜界島もがなさんの友情(めだかボックス)~ジャンプ感想2010年20号④
流石に、原作者が小説家と言うべきか(何回も書いている希ガスが)、もしくは、そういう先入観があるからか。ようは、喜界島もがなさんと黒神めだかさんが遊園地に行っていたという話が、ここに来て回収された…という部分だが。迷路を大声ソナーで突破した時に、既に、この展開が考えられていた…という事か。
あえて、最初に突っ込んでおこう。
声を武器として、闘う。
ジャイアンであるか!…。
差て。相変わらず、読ませる回想。読ませる文章。特に、今回は、心の声と、解説が多いから…ほぼ小説。行橋の能力は、確かに、説明を要しますわな。だが、読ませる。
冒頭の回想の野球を知らなくて、キックベースを知っているというのも、番外編で、キックベースをする回とかを拾っている感じなんだろうな。めだかさんを普通の女の子と考えれば、キックベースをした事あっても、野球はした事がないのは、頷けるっちゃあ頷ける。それでも、普通に生活をしていれば、どこかで、野球に触れそうなものだが…それも、喜界島さんの言うところの、『神聖視するあまりに…』なんだろうな。
行橋の能力。アブノーマルは、一つの能力に長けていて、スペシャルは、総合的運動能力が高いという設定は、巧い設定だと思う。本人の言葉通りだと、戦闘能力が一番すぐれているのは、高千穂先輩という具合に…。だから、行橋は、電磁波により思考を読めても、戦闘力が高くない…というのがよい緊張感を生んでいる。しかし、仮面が、変装目的じゃあなくて、視界を狭めるためだったとは…。
ブログ村ランキングです!
応援お願いします!
にほんブログ村
↑ジャンプ感想ブログランキングもチェックできます!
スポンサーリンク
うーむ。仮面が変装目的じゃあないと、思いっきり提示された感じなのかな。うーむ。色んな感想者が「行橋未造は、不知火半袖さんなんじゃね?」というような事を考えていたのに…。私だけかもしれないが…。
考えなしの『怒鳴り』と計算ずくの『叫び』は、非常に巧い。一度、弱いと思わせておいて、そこから転ずるから、物凄く虚をつかれた。巧い。
友情と崇拝。
次号予告の『崇拝の行橋』、『友情の喜界島』という言葉は、巧いなーと。人吉氏や、阿久根先輩の、めだかさんへの想いというモノは、これまで色々と描かれてきたけど、喜界島さんの気持ちは、そんなに描かれてなかった気がする。そのせいか、勝手に、先入観として、「小娘がピーピー言うとるわい。」とすら思ってたかも知れない。
しかし、だ、喜界島さんの言う『友情』が、一番、説得力があると思えた。なんというか、異性である人吉氏や阿久根先輩には、到達できない考えだな、と思った。今まで、異常(アブノーマル)とか、そんな話に話題が集中していたけど、同い年の、同性の女の子だからこそ、その展開をバッサリと切る事ができるのだな、と感心した。
後、書いてて気がついたのだけど、拒絶の扉で、『努力』を描いていたと思うのだけど、今回は、『友情』なんだな、と。『努力』、『友情』とくれば、次は、『勝利』でしょうか。しかし、『勝利』って、難しいですね。何に勝つ事が、『勝利』なのか…???
そんな訳で、次週へ…。今まで、声しか武器にしてないけど、水泳の身体能力を、格闘に転じたら、かなり、強い事になるのじゃあないかと、期待している。
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口