RooKie777(ルーキートリプルセブン)「サルは西へ向かう」Monkeys Go West!!!!!@studioVARIE
RooKie777(ルーキートリプルセブン)という団体さんの『「サルは西へ向かう」Monkeys Go West!!!!!』というお芝居を見に行きました。studioVARIEという所でありました。当日で千円。
命題:再演は初演を超えられるか? 実は今回のお芝居、現在、同じ企画に参加している役者さんが出演しています。そして、観に行ったお芝居は所謂再演もので、初演には私と同じ演劇サークルに所属していた同期の役者さんが二人も出ていました。
だからして、観に行く前から、「初演のイメージがあるのだろうな」と思ってました。案の上、舞台を見た瞬間、当時を思い出しました。同じ舞台を使っている訳じゃないですが、構造が同じなので、当時が、ありありと思い出されます。もっとも、細部は違うのですが…。
そして、観た感想は、やはり、初演の方が良かったと思いました。今回のお芝居で、一番、やっかいなお客さんは、初演を観ているお客さんだったのじゃないかと思います。
初演の時は、クラッカージャックという劇団さんだったのですが、当時を覚えている私は、当時の京都演劇界での面白役者の逸材が集まっていたと思いますし、やはり、思い出は美化されがちです。美化された思い出に敵うものはないでしょう。
しかし、脚本の変更も殆どなく、役者さんは変わっても、根本的な演出の方向性が変わっていないと思うので、どうしても初演を思い出してみてしまう訳です。正直、メンバーが全然違うなら、完全に別のお芝居をやっても良かったのじゃないかと…?
また、当時の脚本のストーリー展開に過不足なく、ストレスなく、スムーズに進んでいるとは思えなかったのですが、脚本の改定もなかったので、その疑問はそのまま残っていました。もっともっと、脚本を改定して、ネタ変えれば良かったのじゃ?元脚本は、明らかに元キャストにあて書きされてましたし。
以上は、アンケートに書いた内容、ここからは、後に考えた事。 結局、初演のイメージしか書いてませんが、再演の方も、別物として考えると、面白い所は、面白かった訳です。知っていると言う事が邪魔する訳です。
それで、思い出の美化具合を考えてみました。私の中のイメージとの比較なわけで、当時、大好きだった役者さんが出ている楽しい思い出です。だから、同時に比較して、どちらが作品として完成しているかは、分りません。
で、初演のクラッカージャックと、再演のRooKie777の印象を比較すると、前者は、「これから頑張ろうとしている学生が演じていた」(勝手な印象ですが)にして、RooKie777は、「既にある程度実力、経験のあるプロ意識を持っている参加者が演じている」ということなんじゃないだろうかと思いました。
クラッカージャックの思い出が、美化されているのは、当時に同じ学生劇団員という立場を共有していたからだと思います。
結局、初演と再演? 芝居の感想と言うよりも、思い出ばかり書いてますが、こういいった心境にお客さんがなる事が「再演は、初演に勝てない」という通説の理由でしょうか…?
一体、どれくらいのお客さんが初演を観ているのでしょね?少ないだろうなあ…。
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