インターネット通販販売戦略~色々な需要を探す
インターネット通販部署で働いていた関係で、販売戦略的な事を考える事も多かった。その多くは、私が統括的な立場にいなかった関係で、実現はできなかったのだが、折角だから、もしも、これからインターネット通販を始める人や、既に、インターネット通販をされている方の参考になればよいな、と。
インターネット通販のよい所の一つは、SEO等のアクセスアップ対策は必要だけど、実店舗とは違って、色んな人が色んな目的でやってくるという部分だと思う。そのため、そこには色々な需要が存在し、その一つ一つに応えていく事が、販売戦略の一つではないかと。
ちなみに、私が販売していた品目は秘密ですが、まあ、日用品の部類みたいな感じです。そのお客さんの中でも、以下のような需要が考えられる。と思う。
1.近くに売っているお店がない人
2.急いで商品が必要な人
3.安く買いたい人
4.量を買いたい人
5.ポイントが欲しい人
それぞれについて解説します。
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1.近くに売っているお店がない人
インターネット通販の基本の基本で、忘れてしまいがちだけど、これは大事だと思う。近くで本屋さんや電気屋さんがあるのに、Amazonで買っちゃうような昨今で忘れガチですが。実際に店舗に行かなくても購入できる、というのがネット通販のメリットであり、また、基本的にインターネット通販に対する需要もそこだと思います。
例えば、私は京都府在住です。京都に観光旅行に来られた人が、お家に帰られてから、お土産を買い足す…なんて事も考えられる訳です。他で売っていないから、ネットで買う。これが基本なのではないかと。ご当地限定商品など、そうでしょうか。
2.安く買いたい人
インターネットで買うと安い!というのが一般的になっていると思います。例えば、電話で受注する場合と比べると、インターネットでの受注は、人件費等の部分でメリットがあると思います。店舗での販売に比べて、インターネットで販売する場合は、経費の面で様々なメリットがあるので、価格で勝負できると思います。
この需要に応えるには、販売価格を下げるというのが戦略ですが、目に見えて利益を少なくする事でもあるので、簡単に行なえますが、簡単におこなってはいけない部分だと思います。商品の仕入や、手間の軽減等を合わせて考えれば、価格で勝負する事も、一つの戦略だと思います。また、その中で、「送料無料」というのも大きなキーワードです。同じ商品であっても、より安く、送料が無料の方を選ばれるお客さんが多いと思います。
3.急いで商品が必要な人
最近、楽天とか、アマゾンで、『お急ぎ便』というものが出だしてきていると思います。世の中には、常に、急いでいる人はいるものです。そういった注文に応えられるというのも非常に大事です。大手ほど強くなりそうですが、注文から発送までをスピーディーに行なえる体制や、在庫管理などなどが必要でしょう。
私の就職生活では、この部分を考えた3年間であったともいえます。
4.量を買いたい人
商品や、使い方により様々ですが、同じ商品を大量に購入される人もいます。書籍や家電では考えにくいですが、消耗品などでは、その需要も多いでしょう。そういった需要に応えられる体制をつくるというのも、一つの戦略だと思います。ただし、大量に在庫を持つ事は、在庫リスクをともないます。なので、例えば、以下のような体制が考えられます。
①販売数量の単位は1ケースの入数にする。
②受注・発注の商品仕入の体制にする。※リードタイム(時間がかかる)の事を説明する。
③それに見合った値引きを行なう。
というような感じでしょうか。業務用の商品を販売しているページは、これにあたると思います。業務用の場合、もしも、卸売り等を兼ねている場合は、全体の在庫の中でやりくりできるかも知れません。
5.ポイントが欲しい人
最後に、これは、ポイント制を導入しているショッピングモール等ならではだと思いますが、同じ割引ならポイントで割り引いて欲しい!という声があると思います。なので、例えば、ショッピングモールで行なわれるポイント企画にのるとか、もしくは、自分のサイトで、ポイント企画を行なうなどがあると思います。私が勤めていたところでは、ショッピングモールの企画に乗っかるには、広告費が必要だったりしたので、経費の面でも、自社企画に乗っかってもらえるお客さんを増やしたい、と思っていました。
また、逆に、ポイントを使いたい!というお客さんもいると思います。ポイントを使って購入されたお客さんへの優待とか、そういう需要に応えたサービスというのは、ちょっと思いつきませんが…???
とまあ、こんな事を3年間勤めて感じました。職を離れると、忘れていく一方なので、忘れない間に、また、記事にしたいなぁ。
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