クロノマンション(矢萩隼人・肥野田健太郎)金未来杯で一番好きッ!~ジャンプ感想2010年36・37号①
金未来盃エントリーNO.3『クロノマンション。』の感想。原作は、矢萩隼人先生。漫画は肥野田健太郎先生です。原作・漫画のコンビとなると、どうしてもバクマン。を思い出してしまいますね。
以下、読んだ感想を列挙。あんまりツッコム事がない時に、こういう感想になりがち…。
読みやすい。
非常に読みやすいなあ。設定とか、キーワードとか、割と混み合っているけど、それが苦にならないのは、マンガが丁寧に描かれているからなのかなー。と。読切特有の読み難さを感じなかったな。
後で、分かるけど、5年前の回想を回収する形で話が組まれているのも、分かりやすい。
雰囲気のある背景
月島空氏の下校中の路地の背景でそう思った。こういうなんでもない日常、倒れた植木鉢とか、ほったらかしの板とか、雰囲気があると思った。他にも、背景は、あるけど、ここでそう思ったのは何故だろう。郷愁…かな。
108?煩悩?
108(107)の世界に繋がっているマンション。108ってだけで、煩悩をイメージしてしまっているのは、マンガ脳だなー。連載になったら、色んな世界に行く感じになりそうですね(当然)。ところで、今回は、8の世界がメインだったけど、主人公が5の世界(我々が住む世界)という事を考えると、境界を侵す者(ボーダリアン)の活動が、5の世界の滅亡にも結びついている方が、読者としては、共感しやすいと思った。
めだかボックス?
クロノ・シダノさんをみて…ツンデレってだけで、黒神めだかさんを想起した俺は、どうかと思う。空氏と二人の間柄が、それっぽいと思ったのだけど…全然、違うわねぇ。顔はカワイイが性格最悪…という事だが、S要素が満載だなー。
…なんつーか、ヒロインが見せるべきじゃあない、歪んだ顔が多かったけど、私は、シダノさんが好きだ。申し訳ない、自分、M男なんで…って、そうじゃあなくて、魅力的なキャラだと思う。ジャンプキャラじゃあ、雨宮桜子さんが近いのかなー。
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ジョズーモロバレ
作画の関係か、はたまた、ネームか。ジョズーさんが、黒幕だという事は、すぐに分かった。あと、ヘラクレスの霊石がカプセルの中に入っているのが嘘だというのも、すぐに分かったな。前半で、発明好きというのがあったのと、大事なモノは、ホイホイと見せませぬな。
後、霊石の効能から、空氏が闘う存在というのも分かる訳か。まあ、じゃないと彼が来ている意味ないしね。
冷たい微笑み
これ、ヒロインのする顔じゃあない!でも好き!
武装錬金?
5年前の回想。空氏が、シダノさんをかばって、死にかけて、ヘラクレスの霊石の力で蘇って、戦士になるって下りで、「武装錬金」を思い出したのだが…読み返したら、「気が付いたら走り出していた」とか、「巻き込んでしまった」とか、重なる部分が多いなぁ。そういうや、シダノさんは、斗貴子さんっぽい希ガス。
って、まあ、死にかけた主人公に力を与えるってのは、武装錬金前から(ウルトラマンとか)の黄金パターンだから、パクリだとか、そんなんじゃあないと思いますがね。だけど、少しの符号でパクリとか、そんな話になりそうな現代。
そんなこんなで
あんまりツッコムところもなかったのですが、ただ、今回は使われなかった話、情報、設定を整理して、もう少し話に広がりが欲しかったなーと。もうちょっとだけ無駄な事をするとか、バトルをもうちょっと長引かせるとか。正直、空氏が捕まらなかったら、シダノさん一人でも勝てそうな気がしましたしね。
でもまあ、絵とかストーリーを含めて、今回の金未来杯の中じゃあ1番好きだなー。しかし、連載となると、連載向きの絵柄じゃあないと思うので、もうちょっと洗練させないといかんかな、と思います。線を少なく、読み易くって感じですかねぇ。
何にしろ、面白かったです。万歳!
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