シリアル・エクスペリメンツ・レイン(serial experiments lain)が世界一面白い。
もう4週くらい観たけど、感想が書けてなかったので、lainの感想でも。
最近アニメも観ていない
20代の前半くらいまでは、アニメと言えばなんでも!という感じでアニメを見まくっていた。高校生の時がピークかね。家族に「いつ受験勉強をやってんだ?」と疑問を持たれるくらいにアニメを観ていた。受験勉強は実質やってなかった。
そんな、私も、いつしかアニメをほとんど観なくなった。一番最後に覚えているのは、ウルフズレインを観ようと思って、途中で挫折した事ですね。
そんな私ですが、lainはずっと気になっていて、積年の思いを果たす形でDVDを買いました。そしたら、ドンハマリした訳です。面白いです。
難解なストーリー
ストーリーが難解です。どれくらい難解かと言えば、全13話みても、主人公の女の子、「玲音(れいん)」が何者かよく分かりません。もちろん、背景とかキーワードとかは沢山出てくるのだけど、それが本当の事なのか?という感じで、よく分からないです。
作品の解説を読んでいると、玲音の主観に基づいて世界が構成されているとか…。だから、分からない事は、分からないままな事が多いのじゃないかと。ともかく分からないです。だけど、だからこそ、想像するのが面白い…そういう感想を持ちました。
記憶に残らない
全13話のお話なのですが、不思議なくらいに記憶に残らないです。例えば、私の好きなカウボーイビバップとかだと、あの話の、あの台詞、あのキャラ…という感じで、サラサラ出てきます。
ですが、lainは、何故か、それぞれのシーン等々が記憶に残りにくい印象があります。まだ、4周しか観てないってのは、差っ引いて…
・台詞が少ない。
・DVDの関係かAパート・Bパート間のアイキャッチなどがない。
・次回予告がない。
などなどが原因かなーと。記憶に残りにくい事は、むしろ肯定的に思えます。
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ラスト3話
ラスト3話くらいだが、今まで理解不能だった要素が、割とまとまってきて、その部分がちょっと悲しくもあった。「ああ、終っちゃう」という感覚だろうか。lainの作中には、「リアルワールド」と「ワイヤード」という言葉が出てくる。ワイヤードっていうのは、今のインターネット。みたいなモノ。ネット大好き人間なら、「肉体を棄てて、意識だけの存在になっても、インターネットを出来るなら、それでよい!」とか、考えた事あると思うのだけど、lainでも、そんな話が出てくる。
その中で感じたのは、主人公の玲音が幸薄いから(後半特に)、「幸せになって欲しい!」という事を強く感じたし、ワイヤードへの深度が深まる度に、彼女の肉体が愛おしく思えた。全体が不幸だから、幸せのハードルが下がっているような。きっと、感想としては、製作者の思うツボなんだろうけど。
何が幸福か、何が幸せか、というのが、非常に希薄な感じになってしまったけど、その中で最大限の救いがあったのが、13まで観て良かった事だな。
映画化希望
全13話。本編309分。内容的にかぶっているシーン等々はあるから…120~150分くらいに本編を再編集して映画とかにならんかな…とか考えた。アクション的な要素は少ないから、じんわーりとした感じの映画になると思う。
勝手にやったら怒られるからやらないけど、個人的に総集編的なモノを作りたいと思ったなー。
このアニメで終了
実は、カウボーイビバップをDVDで買って、「もうこれ以上にハマるアニメはないし、アニメのDVDも買う事はないだろう」と思っていたのですが…人生で買うアニメというのは、lainで終了なんじゃないかな、と思いました。ハマった。私は、非常にお勧めします。
廉価版のDVDはもとより、ブルーレイ版も出ているみたいです。なかなか、人を選ぶ作品だとも思いますが、1度観て欲しいなぁ。
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