SUCCEED-サクシード-(秋本治)はマンガっぽくない~ジャンプ感想2010年49号①
秋の超豪華大物読切シリーズ!!トップ・オブ・スーパーレジェンド第5弾(長い)、秋本治先生の「SUCCEED」です。秋本治先生の読切は、ジンと来るモノが多いので、読む前から期待です。
以下、読みながら感想を列挙。
扉絵
近未来…か…?!何か宇宙船っぽい扉絵…近未来…なのか…?!
建設大臣熊胆
建設大臣、祭会場に舞い降りるwww自衛隊機じゃあなくて、日本国政府のヘリが出てきた時点でパラレルワールド?と思ったが、そうではないっぽい。ダム建設で、事業仕分けとか最近の話題を想起します。自然は破壊の問題は、ありますが、水力発電は、火力発電や原子力発電よりもクリーンであると信じたい。
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熊胆総理
物語冒頭のダム崩壊後の様子と、ダムをつくった以上、決壊するだろうという、予想はあったが、熊胆氏が熱い所をみせるとは思わなかった。ダメな政治家の役どころだと思っていたが、若き日の目の輝きの中に、その意思があったのかも知れないな。
石神様
石神様→神様→UFO→宇宙人という超展開を想像したが、普通に奇跡だった。その奇跡は信仰によるものか、たんなる偶然か…???
110年後の超展開
まさかの110年後の世界…。ダイジェストになっているけど、西野里さんがおああちゃんになるまでの話だったんだな。そして、作品タイトルの「SUCCEED」は、「記憶の継承(メモリーサクシード)から来ていたようです。
記憶の継承、温故知新、おばあちゃんの知恵袋(違う)、そして、人と自然の調和、共存というのが、今作品のテーマでしょうか。
総評
非常に優しい物語、作品のテンポもよくて、すっすっすと読めて、爽快だったのですが、ただ一つ思ったのは、「マンガっぽくないなぁ」と。その原因は、悪意を持った登場人物がいないからじゃないかと。熊胆氏は、私利私欲のためにダムを建設するダメ政治家…だと、最初思ったのですが、彼のダムに関する思いは本当でした。
善と悪の対決、悪が懲らしめられる、もしくは、悪が改心する…という人間感情のせめぎ合いをあんまり感じなかったのが、「マンガっぽくない」と思った原因かも知れません。まあ、作品テーマ的に悪人を出しにくい気もしますが…。
ただ、そういう部分が少ないから、読みやすく、少し優しい気持ちになれたような気もするのも確かです。
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