信魂さんいらっしゃい(大石浩二)はBL展開を期待してしまった~ジャンプ感想2011年05・06号②
繋げギャグの熱きたすき!!ニューイヤーギャグ伝☆~第1走者~!!夫婦の絆を問い直すGAG読切23P!!(長い)の大石浩二先生の『信魂さんいらっしゃい』です。やけに長いキャッチコピーですが、問い直すのは、『夫婦の絆』じゃあなくて、『現代人の魂』のように思えますが…???隣人の夫婦の絆か…???
とても面白かったです。そこはかとないメッセージ性と言いますか。読み切って、最初に思ったのは、「大石先生って話作り、やっぱ、上手いよなぁ。」って事でした。
以下、感想などを列挙。
いぬまるだしっ
1Pの掲載。1Pでも掲載されるのは、2011年一発目だからですかね。単行本収録の時も、読切と連続になるのかしら?
冒頭の塩
武田信玄と上杉謙信と言えば、『塩』ですよね。ラストにも繋がってる事は、ここでは気が付きませんでしたが…。両者の生まれ変わりが現代で夫婦になった?みたいな設定が思い浮びましたが、そうじゃあなかったです。
乳輪火山
下半身が山の如し…か。実際、見た目が若い女の人で、魂がおっさんというのは、どれくらい興奮出来るものだろうか。実際問題、身体は男女で、魂は男男って状態は、BL的展開と言えるかどうかは分からないのだけど、「いつやるか?いつやるか?」と思ってたのだが、よく考えたら、少年誌だから、やる訳ない。久し振りのジャンプだから、読む勘も狂っていたようだ。
戦国武将が好きな人とかは、お尻洗浄に悶える武田信玄とか、萌えるポイントなのだろうなぁ。
後半で信玄が、嫉妬っぽくなった時に、「遂に!」って思ったのだけど、少年誌でした。
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CR戦国武将伝
パチンコ好きとしては、作中でパチンコが出てくるのは嬉しい。後、本人達が戦国武将をモチーフにしているパチンコをしているのが、妙に面白い。ストーリー系のロングリーチじゃなさそうだから、外れるのも仕方がない。エヴァパチで言うところの、シンクロリー(ry。
人の心…信念…魂は
正しき道へ進んだのだろうか?
きっと、パチンコばっかやっていて、奥さんと別居中で、そして、自分の子どもをほったらかしの隣人…といのは、極端な例なんだと思う。人の心、信念、魂の正しい道というのは、よく分からない。戦国武将が考えるモノと現代とは、乖離があると思うのだけど、現代の魂が決して健全なモノではない…というのは、胸に手を当てると、自分の魂が正しいとは思えない。
信玄と謙信が言葉に出しているのは、「軟弱」だが、彼らが考える(であろう)「屈強」というのが、正しい道かどうかは分からない。よく分からないけど、「気高さ」みたいなモノじゃないだろうか。戦国武将二人が、現代に関して、疑問を呈したのみにとどまっているのが、今作の良い所だと思う。必要以上に説教臭くないというか。
娯楽に溢れて、お菓子も美味しくて、素晴らしい時代だと思うけど、正しい時代だ!と胸を張って言える人は、あんまりいないのじゃないだろーか。冒頭に書いたキャッチコピーだが…夫婦の絆は、問い直してないですよねぇ。
総評
塩で始まって、塩で終る構成が上手だなって思いました。合戦の時は、アシスタントさん要素が多そうだなーと。と、まあ、そんな事はおいといて、とても面白かったです。ギャグ読切ですが、じわじわと考えさせられる内容でした。いつか書こうかと思ってましたが、大石先生は、結構、盤石なポジションを築きつつあるのじゃあないかと思っています。
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