ハイキュー!!(古舘春一)は絵が特に良い、多い目?のネームも良い。~ジャンプNEXT!(ネクスト!)2011WINTER感想②
『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』でお馴染みの、古舘春一先生の読切『ハイキュー!!」です。
『ハイキュー』とは『排球』で、つまりは、『バレーボール』の事です。ドラゴンボールの天津飯の事を思い出してしまいます。それは、さておき、感想です。
影と光(影山飛雄氏と日向翔陽氏)
メイン主人公の名前が、光と影をイメージした名前っぽい所から、なんとなく『黒子のバスケ』を思い出しました。まあ、内容は全然違いますが。影山飛雄氏がセッターで、日向翔陽氏がスパイカー。バレーの役割的に光と影っぽいですが、メンタルの部分では、光と影が逆っぽいなぁ、と思いました。ただ、気が強い!自信がある!人には、影の部分はあると思うので、一概には言えませんが。
女の子(ヒロイン)とレシーバーが不在
よく読切の感想で書いているのが、「女の子がいない!」って事です。今作もヒロイン不在でした。まぁ、女性キャラが出てくると、そっちでページを割かれますから、話のテーマ的に登場する余地はなかったのかも知れないです。が、前作の『中島真さん』が大好きだったので、古舘先生の描く女の子が見たかった。
で、もう一つ気になったのは、レシーバーが不在であったという事。勿論、チームメイトとしてはいるのでしょうけど、キャラ立ちした存在がいませんでした。主に、セッターとスパイカーとの対話がメインになってましたが、ボールを『繋げる』というのを考えると、同じチームのレシーバーもキャラ立てて出ないといかんのじゃないか?と思いました。
ブログ村ランキングです!
応援お願いします!
にほんブログ村
↑ジャンプ感想ブログランキングもチェックできます!
スポンサーリンク
語りが多いが、しっかししている(が多い)
チームの司令塔、セッターが主人公のせいか、とてもネームが多いと思いました。分析であったり、心の声だったり…。また、一つのチームがまとまっていく中で、心のやりとり、会話が…まあ、ネームが多いなぁ、と。だけど、グイグイと読ませる力があるな、とも思いました。それは、絵が良いからってのもあるでしょう。
でもネーム多いなぁ。3分の2くらいで、もっと動きがあれば…。
絵が魅力
正直な所、スポーツマンガはちょっと苦手なんですが、それでもグイグイと読ませるのは、絵が魅力的なんだな、と思いました。正直、そんなに設定もストーリーも目新しいとは思わないですが、それを感じさせない、感じても面白く読ませる『絵』の力というものを、非常に感じました。
視点と、表情と、目かな…と思いました。コマ割や画面構成とかも考えたい所ですが…ちょっと分析する技量が足りてない感じです。
四ツ谷先輩の印象
正直言うと、前作の印象があるせいか、なんだか、勿体ない気がします。この魅力的な絵は、もっと、歪な、屈折した人間の感情の物語や、狂った世界感の方があうのじゃないか…という感じです。しかし、まあ、残念ながら前作は打ち切りだった訳で、そこからのイメージの脱却…というのが必要なのかも知れません…。難しい。この感想を書くために、Wikiを読んでいるだけで、ちょっと泣いたのですが…なんで、打ち切りだったのかなぁ。
それはさておき。ちなみに、中島真さんは、バレー部所属だったりしたので、古舘先生もバレーをやっておられたとか、そんなのがあるのかも知れませんね。
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口