新鬼ヶ島(やしろ学)の圧倒的バトル力ッ!!!~ジャンプNEXT!(ネクスト!)2011WINTER感想⑥
JUMPトレジャー新人漫画賞出身!やしろ学先生の『新鬼ヶ島』です。感想を一言で言うと、「すごい」です。
あーだこーだ
「すごい!」って言っても、絶賛いやっほぅ!じゃあ感想としてどうかと思うので、あーだこーだは、最初に書いておきます。身体や、筋肉、バトル描写に比べたら、人間キャラクターの表情の線が頼りなかったり、また、ネームが洗練されてないなとか、『桃太郎』というベタなモチーフだなぁ…って気になる部分もあるには、あるのですが、「あーだこーだ」の部分ですね。基本的なレベルは非常に高いなぁ、と思いました。描き込み量がとても多い。「これ、週刊じゃあ無理よね。」って思いました。線を少なくして、同じ迫力が出たら、もっと良いのでしょうねぇ。
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圧倒的バトル力ッ!!!
バトルが凄いです。多くの読切のバトル物では、世界設定やキャラクターの関係性などの説明があって…クライマックスでバトルってパターンが多いと思いますが、3P弱(実質扉絵1P)の世界設定の説明の後に、一気にバトルに突入します。正直、読切だから、そんなにバトルじゃあなくても…と思ったのですが、コマも大きく、がっつんがっつんとページが進んで行きます。
思ったのは、バトルがメインに描かれる中で、実は、主人公の仇敵の語りが、クライマックスなんじゃあないかと。語りがメインになるのは、普通と逆ですね。
ジャンプ本誌の感想では、バトル要素の強い作品ほど、感想が冷ややかだったりしますが、今回、割とテンション高めに感想しているのは、圧倒的な描き込み量でしょうねぇ。ほぼ全ページ、断ち切りが使われております。そこからも、描きたい!という強い思いを感じます。私が読んでいるマンガの中では、『ベルセルク』が近いかなぁ。
最後に感じたのは、「既に連載されている作品で、その中のある1話を読んでいるような気がする」って事でした。世界設定の説明や、ラスボス的存在が出て引き…とか読切を感じさせる要素も当然ありますが、それでも、最小限と言うか…。普通に前回や次回があるような気がしました。
ちょっといい話
作者紹介ページの、やしろ学先生の『気合の一言』によると、ベタ塗りをご家族が手伝われたようです。確かにベタが多いwww簡単な部分だけでも、手伝って貰えたら、随分、楽ですものね。ちょっといい話。
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