ハザミとぶぶ介(松田闊歩)、強さとはなんだろうか~ジャンプNEXT!(ネクスト!)2011WINTER感想⑦
松田闊歩先生の「ハザミとぶぶ介」です。伴獣という形での能力系のバトルモノという感じですね。正直、ツッコミたい所も多いのですが、その辺りは、半々で感想を書けたらよいなぁ。
気になった所
・世界感が分かりにくい。
最初3Pくらいで、世界感が分からないという感じ。物語のキーとなる伴獣も、馬型、人型の順番で出ていて、分かりにくい。ベタな方法だけど、最初の2Pくらいで一気に説明ってのは…有効な手段だと思う。後、服装とか建物とか、和風よりなのだけど、遠景のコマがないから、よく分からない。
・ギャグかシリアスか?
ギャグで行きたいのか、シリアスで行きたいのか、ぶれていると感じる部分も。多分、コメディ路線なんだろうけど、バトルシーンで、ギャグで崩すのは、ちょっと違うかな、と。むしろ、シリアスっぽい部分が気になるのか???
・能力は一つの方が…
伴獣ぶぶ介の能力は、一つの方が良かったのじゃないかと思いました。一応、物に潜る能力の延長で、変形能力もあるって事でしたが、どっちか一つに絞るべきだったのじゃないかと思いました。後、前提としての一匹の伴獣につき1能力ってのがあると思うのですが、そこは弱かったなぁ。
・悪の存在
作品世界全体を通じた『悪』の存在が欲しかった。主人公が憧れる義獣隊も、別に悪と戦っている訳じゃあないみたいだし…???
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良かった所
さっき書いた『悪』ですけど、そういう存在がないからこそ、逆に、日常の1場面のような感じが出ているのかな…と思いました。ゆるい、というか、ほんわかしている…というか。
後、上手く描ききれてない気もしますが、独特な世界感です。それは、書き文字とかにも反映されてますね。今後の技術の向上に期待の部分です。
今作のテーマは、『強さ』なのかな、と。肉体的な強さのみに拘っていた主人公ハザミが、伴獣との触れ合いを経て、心の強さを得ていく…みたいな。
ツッコミ所も多かったですが、中々、雰囲気のよい作品だなーと思いました。
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