GODLAND COMPANY-ゴッドランドカンパニー-(岩代俊明)は作風はガラリと変わったッ?!~ジャンプNEXT!(ネクスト!)2011SPRING感想①
「PSYREN(サイレン)でお馴染みの岩代俊明先生の新作読切です。サイレンが好きだった私には、今回のネクストの楽しみの一つでありました。
作風が大きく変わったッ?!
初読の感想は、「作風が大きく変わったなぁ」という事でした。サイレンのイメージが強く残っていたせいか、「違う作者のマンガを読んでいるのじゃないか?」という感覚さえ覚えました。サイレンは、シリアスな話だったと思うのですが、今回は、コメディー色が強い感じですかね。エルモアウッドの子ども達が、ワイワイやっている部分に感覚的に近い気がします。
萌え絵…とは、違うかも知れませんが、絵文字で表すと『∑(○□○)』という表情が多用されているのが印象的でした。目が丸くて白くなる、あの感じです。
連載経験のある先生の読切は、前作のイメージを考えながら、読んでしまうのですが、ここまで違う印象を受けたのは、近年なかったなーと思いました。人の生活と怪異が折り重なった世界…というのは、『みえるひと』と重なる部分があるような気がしますから、原典回帰とも言えるのかも知れません。
ブログ村ランキングです!
応援お願いします!
にほんブログ村
↑ジャンプ感想ブログランキングもチェックできます!
スポンサーリンク
やはりレベルが高い
やはり基本的なマンガ力は高いな、と思いました。絵やストーリーもそうですが、読切作品で大事なポイントは、読み易さ…だと思います。基本的すぎて、感想的に表現するのが難しいところもありますが、スラスラと読めるというのは、非常に大事だな、と思います。その上で、魅力的なキャラとストーリーがあって…。
印象的だった台詞は、敵役が言う「俺達が化け物ならお前ら(人間)だって化け物だぜ…!」という台詞でした。人間に害なす神魔をただの悪役にしない重要な台詞だと思いました。単に人間とその敵…という構図にならなくて、世界観に深みを持たせているなーと思いました。
ハイゾノは何者だったのか???
今回の読切で一つ大きな謎が残りました。主人公(もしくはヒロイン)の花沢めおとさん(14)のお隣に、GODLAND COMPANYを名乗る神魔の人々が引っ越してくる…という所から、ストーリーが始まったのですが、神魔のメンバーの人々の能力とかどんな種族であるかは語られたのですが、その中心人物であろうハイゾノ氏に関しては、何の能力があって、どんな種族なのか…紹介されませんでした。
山となるバトルシーンでも、ハイゾノ氏はバトルの補佐的な立場におります。彼がどんな能力かは、劇中の描写を追っていくと、何かを召喚する能力のようにとれたり、最後は、敵役を一時封印してたりするので、召喚士や魔物使いっぽい立場なのかも知れません。
さらに、種族の紹介がなかったので、「この人は普通の人間なのじゃないかな?」という妄想もわいてきました…。
増刊での読切は、連載を見越したパイロット版的な扱いがあると思うのですが、主人公格のキャラクターを謎につつんだまま、しかも、多くを触れずに終了する…というのは、非常にスタイリッシュだと思いました。
今作が連載化されるかどうかは、まだ分かりませんが、魅力的なキャラが多いので、1キャラで1話使ったストーリーとかが、容易に想像できます。また、続きを読んでみたいと思いました。
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口