超能力者斉木楠雄のΨ難(麻生周一)はじわじわ面白く考えさせられる~ジャンプ感想2011年22号①
お久しぶり、「ぼくのわたしの勇者学」、「新世紀アイドル伝説彼方セブンチェンジ」でお馴染みの、都民となった麻生周一先生の読切『超能力者斉木楠雄のΨ難』です。ジャンプネクスト2010夏にも同名の読切が掲載されておりますね。
じわじわ来るギャグ
テーマがテレパシーの関係か、爆発力があるギャグ…というよりも、じわじわ来るギャグが多いな…と思いました。私、じわじわしたギャグが好きです。特に、幼き日の斉木氏が母親に「神様はなぜ…?」と問いかけているシーンや、燃堂氏が、「オレそんなことやったか?」と思っているシーンがツボに来ました。残念な人すぎるwww。
後、先生が鼻毛を2本だされているのも面白かったです。
ネットスラング的な
台詞の中にネットスラング的なモノを感じた部分が何箇所か。「ざまああ、メシウマwww」とか、ぐらいな感じですが、「どやぁ」とかは、ネットスラングではないですが、最近よく聞く言葉ですね。後、燃堂氏が「お?」というを多様するのは、「やるお?」と思いました。
↓やるお↓
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まぁ、「お」だけですが…。マンガの中の言葉は、どこか現代と隔絶された印象があるのですが(作品にもよりますが)、現代のスラング的な用語を取り得れている感覚はいいなーと思いました。ところで、「ざまああ、メシウマwww」とかは知らない人は、全然知らないように思えますが、いかがなものでしょうか???
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斉木楠雄氏が割りといい奴
人の心が聞こえてしまうのと、超越した力(超能力)を持っている関係で、人間に関して冷めた感じの斉木氏ですが、なんだかんだで、燃堂氏を助けてやる…という部分に感動しました。勿論、その後に、超能力の事がバレていたら「消す」みたいな言動もあるので、危険な人物だと思うのですが…。
人の心の醜さとは何でしょうか???ギャグ作品ですが、クラスで窃盗が起きて、同級生も、先生も(本人も)、印象だけで疑いをかけて、そして、犯人もそうなる事を見越して、財布を盗んでいる…。ニヒルというか、シニカルというか、人間のそういう嫌な側面に触れている部分は、「考えさせられるな」と思いました。
最後に、燃堂氏の「今日からダチだぜ!」という発言に対して、斉木氏は堂思っているのだろうか?平和的な解釈をすれば、「満更でもない」と思っていそうな気がするのですが、斉木氏の心の事は、さておき、燃堂氏が救われ、そして、感謝している…という事実があることが、大事なのじゃないかな?と思いました。
頭は?
一つ気になったのは、斉木氏の頭の飾り?は何だったのだろうかと?人から怪しまれたくないなら、つけないのに越した事はないでしょうが、それでもつけているとなると…???テレパシーも「OFF」に出来ないみたいですから、強すぎる超能力を制御している…とか、ベタな事が思い浮かびます。
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超能力者斉木楠雄のΨ難(麻生周一)面白い!ジャンプNEXT!(ネクスト!)2010SUMMER② 前回の感想を読むと、超能力の一つ一つをテーマにしたショートショートって感じでした。その中のテレパシーの話が今回の話に近かったような気がしますが、ちょいと、うろ覚えです。
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