HIYOTA GET-ヒヨタゲット-(後藤逸平)は痛快ラーニング!~ジャンプNEXT!(ネクスト!)2011SPRING感想10
後藤逸平先生の『HIYOTA GET-ヒヨタゲット-』の感想です。私は、ボクシング漫画はあまり得意じゃないのですが(得意じゃないの多いな)、非常に痛快で、爽快でした。試合シーンのスピード感がとても良かったです。
という訳で、気になった所と、良かった所の感想です。
岡田月人さんのキャラ
主人公のキャラクターに好感が持てるか?というのは、非常に大事だと思うのですが、今作の主人公の一人岡田月人さんの印象は、「なんで、こんなに独善的で偉そうなんかな…」と思いました。実力がある関係で、敵なし状態になっている事や、本人の不器用さ等々で、フォローはされている訳ですが…。
もっとも、もう一人の主人公の井上日陽太さんのキャラからして、強引に引っ張って行くようなキャラじゃないと、成り立たない気もします。だけど、岡田月人さんを好きになれるような、もう一工夫があって欲しかったな…とか思いました。彼の中の弱さであるとか、葛藤というのが、見えたら、良かったのじゃないか…と思いました。
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痛快ラーニング
井上日陽太さんは、ボクシング経験が浅く(作中で一ヶ月)、そして、体力もそんなにありません。しかし、能力として、観た物をすぐに再現できるという事と、後、緊張した時にスローモーションで見える…なんという能力があります。スローモーションの方は、普段から緊張して、すぐに失神してしまう…という所から、来ているみたいです。
簡単な一言で言うと、ラーニングでしょうか。月人さんの試合模様をTVで観てただけで、ボクシング経験がないのに、フォームや技を再現出来ます。そんな日陽太さんの試合シーンが非常に痛快でした。相手rが使ってきたコークスクリューを次のターンでは瞬時に繰り出す…という展開には、度肝を抜かれました。日陽太さんの内面描写とかで間をおかず、一気に繰り出したスピード感がたまらないです。
さらには、ラーニングした技を混ぜ合わせる…なんて事も…。
もう一つ良かったのは、ストーリー的には悪役で、転校前の高校で日陽太さんをいじめてりして、そして、日陽太さんの練習試合の相手となった、阿久津研次氏が、どんどんと上手くなっていく日陽太さんとの試合を「面白くなってきちまったじゃねェか…」と言っている所でした。多分、弱い者いじめをしてたくらいなので、そんなに、褒められた人格じゃあないのですが、ボクシングに対する思いは…というのを感じる事が出来ました。
とまあ、そんな感じで、非常に痛快・爽快な作品でした。日陽太さんが、体力がついてきたら、誰よりも強くなるのでは?と思いました。
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