奇怪噺花咲一休(小宮山健太・河田悠治)は邪道バトル???~ジャンプ感想2011年23号①
2013/0528追記。最新作「スモーキーB.B.」の初回感想を書きました。
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スモーキーB.B.第1回「煙たい奴」(小宮山健太×河田悠治)は野球漫画!借金返済が面白い!ネタバレ注意!ジャンプ感想26号2013年1-1以下からは、前作の新連載時の感想です。
原作・小宮山健太先生、漫画・河田悠治先生の新連載「奇怪噺花咲一休」です。作者コメントでも触れられてますが、赤丸ジャンプに掲載され、金未来杯にもエントリーされたあの作品です。どちらも感想を書いていたので、その記事のリンクは、記事末尾に。
金未来杯のイメージが強く残っていますが、連載向けに設定が変更された…というよりは、読切版では過去の話になっていた部分からスタートしている感じだと思います。勿論、カルマの目的などは、連載向けに掘下げられているのだと思います。
なんとなく、バクマン。で言うところの邪道のバトル物?みたいな印象を受けました。そんなに邪道でもない気もしますが、読切作品を思い出しても、「王道」ではないように思えます。
気になったところ キャラの崩し方
先ず、気になったところ。一つだけ気になったのが、キャラの崩し方ですね。マンガの柔らかさ的には、抜いた絵とか、ディフォルメ化があった方が良いと思うのですが、崩し方が、ちょっと好みじゃあなかったです。
後、シリアスな雰囲気で引っ張れそうな所を崩してしまっているのが、勿体無いないなぁ…と思いました。「一休と斬れない刀」の回想から戻ってきて、同じページ内で崩してしまうのが、非常に勿体無い…と思いました。シリアスで十分引き込ませる力があると思いました。
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斬れる刀と斬れない刀
ストーリーの進行の中で、サブタイトル的なモノが挿入されているのが、効果的だと思いました。また、母親を救えなかった『とんち』の斬れない刀のエピソードと、なんでも斬れる刀の対比も、良かったと思えました。とんちで人を救えない…というのは、読切にも出てきたエピソードで、そのとんちの力がカルマの力と合わさって、実行力のある力になる…というカタルシスもありました。
ところで、何でも斬れる刀で切れないのは、その刀自体…という想像をしたのですが、そう答えたら、カルマは、なんて答えたのだろう…。
とんちの答え的には、拒めば正解になり、斬れるかどうか確かめたら、死ぬ…という所に、持ち込んだのは、震えました。実際に、闘っている訳じゃあないですが、こういうのも、バトル漫画の楽しみですね。
黒烟病?
黒烟病という印象的な病気が出てきましたが、これが今回だけの病なのか、ストーリーを通して関係してくるのか?というのが気になりました。身体から煙を発して、最終的には身体が焼け焦げる(人体発火現象)という症状は、尋常じゃあないので、何か、超自然的な力が関係しているのかな?と思いました。
願印?
連載化にあたって、ストーリーが向かっていく先…というものがあると思うのですが、『願印』というものが、それを担っているのかな?と思いました。まだ、詳細は分からないですが、カルマのまわりを何個か漂っていて、とんちを行うと、1個色が変わり戻る…。
これは、とんちの難易度によって、色が変わる個数が違い、全ての願印の色が変わるような超弩級のとんち話を完成させる…なんて事が、カルマの目的なんじゃないかな?と思いました。
戦闘とは、また別の緊張感・緊迫感を感じれて、面白かったです。次回の勝負の2話に大いに期待です。
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連載に至ったことを考えると、もっと掘下げて感想を書いておけば良かったかなーと思いました。
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