奇怪噺花咲一休の勝負の2話感想(面白い)~ジャンプ感想2011年24号①
先週から始まった新連載の『奇怪噺花咲一休』の勝負の2話の感想です。ご存じだとは思いますが、バクマン。において、新連載第2話の重要性に関する話があり、連載が続く、続かないは2話が非常に大事…という考えだと思います。その2話の感想なのです。
そして、今回の『奇怪噺花咲一休』の2話を読んで、『勝負の2話』とはいかなるものか?というのが、分かった気がしました。つまりは、良い2話だと思ったという事です。
集める系のストーリーみたい
勝負の2話で大事なのは、ジャンルにもよりますが、ストーリー漫画なら、ストーリーの目的、ゴール地点の提示…というのが大事だと思っています。これが、ハッキリしないと、3話、4話と話が進んで行くなかで、方向・目的がよく分からなくなります。
最近の連載では、エニグマのe-testであるとか、マジコの魔女結婚儀とかが、思い浮びます。そして、花咲一休では、『12個の願印を集める』という『集める系』のお話である事が明かされました。集める系の代表格は、初期のドラゴンボールですね。
印のある場所には、奇怪と、とんち噺が生まれる…。4つほど場面が出てますが、そのうち二つは以前の読切を思い出しました。絵?鏡?の中の女生と、雪山の風景…。ちょっとうろ覚えですけど。
とんち要素失わず
ストーリーの進行だけで、終了しないで、本作のテーマである、とんち噺を挿入されている辺りが、とても良かったです。悪人に捕らわれた父、母…救えるのは一人…誰を救う???
前回の「斬れる刀」は、分かりませんでしたが、今回は、ちょっと考えて分かりました。とんちの難しさのレギュレーションというのは、非常に難しいですね。能力の6~7割程度で解ける問題を解く事は、一種の快感だと思うのですが、簡単過ぎるとダメな気がしますし、難しすぎると、「ねーよwww」って話になってしまいそうです。
とんち自体はそんなに難しくなかったですが、机上の空論では人を救えず、それを踏まえた上で、カルマを救うことで、「衆生救済」が出来る…という風に昇華していくネームは…非常に読ませるモノがありました。「俺が目指すとんち道」という言葉は、少々、好き嫌いが分かれそうですが…。
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カラスの少女???
樹の枝に座っている謎の少女が現れました。前後のコマの運びや、カラーリングからカラスの化身?と思えますが…???彼女が、この後のストーリーにどう絡んでくるか?というのも気になりますし、少年マンガたるもの、女の子が出てきてなんぼでしょう。と私は思います。トリコとか、あんま出て来ませんけどね…。
女性キャラの存在は、新連載1話で匂わせて欲しいとも思いますが、2話での登場は、十分な早さだと思いました。
命がけのとんちバトルは???
一つ気になったのは、読切版では、とんちが常にカルマとの魂をかけたやりとりだったと思うのですが、連載版では、この設定はなし…ですかね。カルマの目的が一休さんの魂を食べる事…とは違うので、この設定はないのかも知れません。
だけど、命がけのとんちバトルは結構好きだったので、ちょっとだけ残念です。まぁ、まだ、分からないのですけどね。
この連載…続くか…?!
さて、勝負の2話を踏まえて…この連載続くか?という事を考えてみました。私は、結構好きな感じなので、「続くのじゃないかな?」と思いました。そう思える2話のクオリティーでした。…なのですが、例えば、「リリエンタール」であるとか、「サムライうさぎ」であるとか、好きだったけど、打ち切りで終った作品も、過去に沢山あります。一般人気と、ネット人気と、ジャンプ感想者が好きな作品って、ちょっとずつずれてますからね。
つまり、まぁ、「この作品は世の中の人も皆大好き!」とは、思いませんでした。割とトリッキーなストーリーですから、好き嫌いは分かれると思います。でもまぁ、少なくとも、10週打ち切りはないと思います。そもそも金未来杯No.1の作品だった訳ですし…。
私の昨今の考えは、「打ち切り」である事よりも、巻数が少なくとも、物語が綺麗に完結する…という事の方が大事だと思っています。そういう意味では、『12個の願印』という具体的な数が出ているので、連載が長かろうが短かろうが、12個集めてストーリーは終了するのじゃないかな?と思いました。そういう意味でも、今回の2話はとても良かったです。
1個の願印を集めるのに2話かければ24話、3話で36話…みたいな単純計算も出来そうな気がします。そう考えると、そもそも、長期連載は計画されてないような気もしたのですが、どうでしょうねぇ。短く終る事を考えて、始動する新連載はないように思えますが…。
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