超能力者斉木楠雄のΨ難(麻生周一)が三回目!ほぼ連載だと思うが新連載ではない。~ジャンプ感想2011年29号②
麻生周一先生の、『超能力者斉木楠雄のΨ難』が、なんと、三回目の本誌登場です。しかも、割と短期間での掲載なので、ほぼ、連載なのでは…と思えるのですが…。
だが、新連載ではない…
今号で、新連載の告知がされましたが、新連載は、原作、竹内良輔先生、漫画、ミヨカワ将先生の『ST&RS-スターズ-』と、叶泰弘先生の『鏡の国の針栖川』です…。これまでの流れを考えたら、このポジションに『斉木楠雄』が入っていても、なんら不思議ではないと思うのですが…。
バクマン。的というか、いやらしい事を考えると、前作の『彼方セブンチェンジ』が短期打ち切り作品だったので、新連載には慎重になっている…という感じでしょうか???しかし、3話も読切が掲載されるのは、非常に異例…だとも思う訳ですが…。
改変期などで、枠が空き気味だったので、そこに突っ込んだ…という感じなのかも知れません。うーむ。編集部の煽りを信じるなら、割と人気があるみたいなので、次の連載作品の入れ替えの時期には、新連載の候補になったりするのかな???
前の感想にも書きましたが、『斉木楠雄』だけで、4話。その他にも、NEXTで読切とかありましたから、連載とか関係なしに、楽勝で短編集とか出そうな感じですが…一体どうなる事やら。
読みやすくなったと思う
今回読んで一番に思ったのは、「読みやすくなったな」という事でした。マンガ技術的というよりは、内容的に…ですね。というのも、これまでの本誌掲載の2作は、「自分に都合が悪くなったら消す…」みたいな事を斉木さんが思っていた訳ですけど、今回は、それがなかったから。
斉木さんは、基本的に、よい奴だと思うのですが、心の暗い部分の描写は、ちょっと、ハラハラさせるモノがありました。この人、本当は『人でなし』なんじゃないか?みたいな。
まぁ、その部分も作品の特徴ではあったりする訳ですが…。
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透視能力!
今回は透視能力でした。これまでの超能力と同様にON/OFFがきかないという弱点があるのが面白かったです。女性の裸とかも、2秒くらいしか見れない訳ですね。5秒経つと皮膚の下が見えちゃう。そのまま見続けたら、内臓とか骨も見えるのかな???当たり前のように女性の裸が見れると、興奮の対象から外れてしまうのですね。説得力があります。
女性の裸と、男性の裸をわざとらしく隠す煙と、通りすがりの喫煙者がツボに入りました。気弱なサラリーマン風の男性の服の下が彫り物と拳銃というのも…。
蝶野雨緑氏登場!
透視能力の相手として、手品師…というのは、上手いチョイスだと思いました。タネ全部見えているから、アメージング出来ない!みたいな。帽子の中の鳩が忘れられてる事や、箱の中にギッシリ詰まった鳩…というのが、不謹慎ですが、笑いました。
ボックスからボックスの移動というのも、透視出来たら、非常にやるせない気持ちになるでしょうねぇ。しかも、段取りが悪くて、失敗するし…。
蝶野雨緑氏を見た時、なにか、『勇者学』を思い出しました。賢者の先生と、パッと見の印象がかぶったのかな???
嫁を出すと思った…
蝶野氏をまっとうな道に戻すための、マジックですが、カバンから、蝶野氏の元嫁を出すのかな?と想像したのですが、ページをめくると、イケさんでありました…。
圧倒的な力を見せれば、道を正す…と斉木さんは思ったみたいですが、蝶野氏のパーソナリティでは、十分に弟子入りの可能性がありますね。若干、迂闊な印象を受けました。
さて次回は?
次回があるかどうか分かりませぬが、精神感応、念動力、透視と来て…次回にテーマになる超能力は何でしょうねぇ。テレポーテーション?もしくは、時間移動???後、斉木さんの頭についているモノが何なのかさっぱり言及されないので、次あたりに明らかになるかも(ならないだろうな)。
連載化されるかは、分かりませんが、安定した読切クオリティーだと思うので、読切の形でも、後、何回か読みたいな…と思いました。
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