銀輪のマドカ(古谷樹)は金!金!金!よりも大切な信頼~ジャンプNEXT!(ネクスト!)2011SPRING感想14
まだまだ続いてます。ジャンプNEXT2011春の感想。もうちょっとで、終了です。古谷樹先生の『銀輪のマドカ』。自転車のロードレースのお話です。特殊スポーツ枠…とでも言うのでしょうか?増刊では、1本くらいあるスポーツ枠です。
気になった所と、良かった所の感想です。
お金に関する説得力
主人公の吹石円(ふきいしまどか)さんは、親が残した借金1億円を返済するために、助っ人をしたり、パシリをしたり、用心棒をしたりして、日々、お金を稼いでいます。そんな中、自転車会社の御曹司の御鏡速人(みかがみはやと)さんが、ロードレースチームへの加入を勧誘してきます。
この御鏡さんが、とんでもない金持ちで、トラック一杯の薔薇を用意して、吹石さんの家にドザーとかけたり、挙句の果てに、用意した一億円のうち百万円くらいを焼き払います。それは、吹石さんに、「お金よりも大切な事」を教えるためなのですが…。
札を焼くってェ…。
最終的に、吹石さんの借金1億円は御鏡さんが引き受けてくれるのですが、実際に、お金に困っている主人公を前にして、お金の使い方(焼くのも含めて)説得力がないな…と思いました。それだったら、最初から、1億円でチームに加入させたらよかったのでは?と思いました。
もっとも、お金よりも大切な『信頼』というのを伝えたかった…というのもあるのでしょうが…。
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爽快感
と、気になった所も挙げましたが、些細な事を気にしないで読むと、コメディ、シリアス含めて、ハイテンションで、疾走感があるな…と思いました。レースに入ると、ヤク○さんのロードレース賭博とかも絡んできて、主人公の精神的なバトルの側面もあるように思えました。
また、私は、ロードレースの事は、サッパリ知らなかったのですが、要所要所で説明も入るので、理解が深まったように思えます。
ラストの吹石さんが、お金よりも大切な信頼…というのに気付いてから、ゴールまでの約6Pは、細かな事を吹き飛ばす程のスピード感と爽快感がありました。気になった所は、主に、前半部分にあったのですが、後半は、それらをねじ伏せるパワーを感じました。読後感も良いですね…。
でもまぁ、今後、期待する部分は、全体の説得力…でしょうか。コメディに流されて、破天荒になっている感はあるように思えます。
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