コアラの子守唄-ララバイ-(田中ジュン・堀市アキラ)の持つ意外性~ジャンプNEXT!(ネクスト!)2011SPRING感想15
まだまだ続いてます。ジャンプNEXT2011春の感想。今回で最後…と思ったら、まだ、袋とじ漫画を読んでない事に気がつきました。さて、原作、田中ジュン先生、漫画、堀市アキラ先生の『コアラの子守唄-ララバイ-』の感想です。
コメディ作品ですが、原作と作画が別なんですね…というのは、ちょっと変な気がしますが、割と原作ならでは…と思わせる部分もありました。伏線っぽいのとか、そんな感じで…。
差て。気になった所と、良かった所の感想です。
気になった所 絵柄など
絵は、割と達者だと思ったのですが、スクリーントーンの使い方などが、ちょっと見づらい所があるな…と思いました。後、細かな線など。荒い…とはちょっと違う気がしますが、画面全体の線数が多く感じられました。
スクリーントーンで言えば、使われている種類が多いからかも知れません。また、トーンが多い割には、ベタ部分が少ないようにも思えます。私は、トーンとか張った事ありませんが、スクリーントーンを張る前の線とベタの状態でしっかりとみれる画面を作れば、良いのじゃないかな?と思いました。
後、あまり、こういう感想は好まないのですが、絵柄がジャンプというより、コロコロやボンボンちっくに思えました。もっとも、私が、コロコロを読んでいたのは20年から前なので、当時のイメージなのですが…。
より線やトーンが少なく、見やすい画面というのが、今後、重要なのじゃないかな?と思いました。
ブログ村ランキングです!
応援お願いします!
にほんブログ村
↑ジャンプ感想ブログランキングもチェックできます!
スポンサーリンク
良かった所 意外性や伏線
主人公は、コアラのエージェント・ロドリゲスさんですが、彼が指摘する事が実は、全部あっている…という部分が面白かったです。例えば、道端に落ちている500円玉を「トラップだ!」と言えば、本当にトラップだったり…。後ろを歩いているお婆ちゃんを「暗殺者だ!」と言えば、本当に暗殺者だったり…。
これは、コアラでエージェントである彼のギャップが生み出す意外性なのかな?と思いました。正直、「んなバカな。コアラだから仕方がないね…」とか思って読んでいたので、「えええ!」となる事が多かったです。
序盤に、なんとなく電柱に登り(コアラだから)、そこを狙撃点としておいて、ラストで戦闘ヘリを打ち落とす時に、その電柱を使う…という部分に、原作が別となっている強みを感じました。ギャグ作品ですが、割と、作品内の要素を繋げるような構成がされています。
ラストは、ちょっと冗長と感じましたが、父と子が会って、ホロリとさせる部分は…締め方に迷ったのかな???とか、ちょっと思いました。
とまあ、気になった部分も書きましたが、面白かったです。コアラに少し詳しくなりました。最近、原作と作画を分けた連載が本誌でも増えてきてますから、頑張って欲しいなぁ、と思いました。
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口