タカマガハラ(川井十三)の素晴らしい歪み(金未来杯エントリーNo.1)~ジャンプ感想2011年32号①
2012/07/10追記
この記事は、「タカマガハラ」の読切版の感想です。もしも、連載開始の感想をお求めでしたら、以下のリンクからどうぞ。
タカマガハラ(川井十三)第1回「ヤマダヤマト」!ジャンプ感想2012年32号1 以下からは、読切版の感想です。
金未来杯が始まりましたね。エントリーNo.1は、川井十三先生の『タカマガハラ』です。タカマガハラと言われると、なんとなく、『ねこわっぱ!』を思い出してしまいました。『高天原』というのは、割と、マンガの題材になりやすいですね。
差て。気になった所と、良かった所の感想です。
気になった所 オーソドックス
読み終わって、最初に思ったのは、「オーソドックスだなぁ。」という事でした。オーソドックスなのは、別に悪い事ではない気がするのですが、世界設定とか、主人公の特殊能力であるとか。
遺伝子に眠る『神業』に目覚めた人をタカマガハラという学園に集めてくるのは面白いと思ったのですが、本編は、学園能力者(異形)バトル…というモノの域を出てない…というか。見開きの扉絵にずらっと、キャラが並んでましたけど、出てきたのは生徒会長だけでしたし…。連載化したら、色んなキャラが出てくるのかな???
後、気になったのは、ヒルコ氏が血戦兵器として血液?で武器を形作る訳ですが、蛭を使役しているのは、どういう仕組みなのかな?という事でした。両方あわせて、彼の神業なんでしょうか…。
ヤマダヤマトさんは、『ドンドン!』と言ってたので、銃型のモノが出るのかな?もしくは、人が壁に減り込んでいたので、パイルバンカー的なモノかな?と思ったら、普通に拳でした。
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良かった所 素晴らしい歪み
絵柄に関してですが、キャラの顔とかは、割と整った線だと思いました。美術部さんとか、女の子は特に。女性の身体とか、下着とかは、もう少し柔らかさも欲しいと思ったのですが、カチっとした線で描かれている事が、逆に不思議な味わいを生んでいると思いました。私は、女性の下着に詳しくないですが、変に色気がない分、逆にリアリティーを感じました。詳しくないので、何がリアルとかもよく分からんのですが…。
差て。
作画に関して、特に素晴らしいと思ったのは、『歪み』の部分でした。不良たちが壁画になっちゃっている部分と、ヒルコ氏がすっ飛ばされている部分。特に、ヒルコ氏の見開きが凄いですね。壁画もよくみると、タバコの本体と一本一本が別々に減り込んでいたり、チェーン付きの財布が減り込んでいたり、かなり執拗です。
ヒルコ氏のぶっ飛びは、ピラミッドの壁画の顔みたいなイメージでしょうか?なんというか、私の知るマンガ文法の中になかった表現なので、非常に気になりました。感想の前半で、『オーソドックス』と書きましたが、この部分は、オーソドックスじゃあないです。素晴らしい。
読切において、何か一つでも印象付ける要素は武器であり、力だと思います。そういう意味じゃあ、流れ血戦兵器を被弾している校長先生のお尻も確かな武器だと思いました。しかし、あのお尻はシュールだったなぁ…。
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