ShaPnel!!-シュラプネル-(三浦悟)は異形表現が良いゾ~ジャンプNEXT!(ネクスト!)2011SUMMER感想④
三浦悟先生の『ShaPnel!!-シュラプネル-』の感想です。三浦先生は、以前、金未来杯にもエントリーされていたようです。さらに、近作は、以前の作品のリメイク?っぽいです。作者コメントから察すると、以前は、「なまくら」というのが作品タイトルに入っていた模様。
差て。気になった所と良かった所の感想です。
気になった所 作画など
作画に関しての部分が多いですね。読切の感想ではよく書いている…
・線の多さ
・キャラのディフォルト
・スクリーントーンの使い方
…などです。以前の色々な感想にも書いてますが、同じ事を表現するには、線は少ない方が良かったり、また、主線の力強さなどです。まぁ、好みも問題が多いですが…。後、スクリーントーンは、基本的に線とベタだけで十分に表現した後のオマケみたいなモノだと思っているので、トーンの種類の多さや、トーンで表現しようとしている…という部分が気になりました。
まぁ、これは、好みの部分で、この部分を突き詰めると、全部が全部、武装錬金とか、カウボーイビバップ(はアニメですが)みたいな感じになっちゃうのですが…。
後、キャラの崩しも気になりました。キャラのディフォルトがハッキリしないうちに、崩しが多様されると、どの顔がディフォルト?という感が出てきます。後、崩しで、ロングの絵に雑さを感じたり…。後、起きていることが、絵でストレートに分からないのもなんとも…。
主人公が使う力が「なまくら」、切れ味よりも圧力!という部分に対して、敵役の死神(という妖怪)は「鋭さ」を攻撃力にしている感じなのですが、壁とかがスパスパ切れている感じが台詞を追わないと分からないというのが、勿体無いな、と。
とまぁ、作画に関して気になった部分は、こんな感じです。後、ネームも気になったかな。主人公の相棒は、関西弁っぽいですが、「文字で読むのじゃなくて、音で効かないとニュアンスが伝わらないのでは?」と思える台詞が何個かありました。
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良かった所 異形の表現など…
気になった部分で、散々ぱら作画に関して書いていたのですが、良かった部分も作画に関してだったりします。
先ず、気になった所に書こうかな?とも思ったのですが、『大きい絵と小さい絵』のバランスです。非常に感覚的な部分なのですが、大きい絵が大きく、小さい絵が小さくかかれているな…と思いました。ただ、単行本サイズにした時に、「その描き文字は見えないのじゃない?」と思える部分もあったので、気になった…にしようと思ったのですが、大きさと小ささのメリハリが非常に効いていて、「これは良い部分なのじゃないか?」と思うようになりました。
後は、バトルシーンに入ってからの、妖怪なのどの異形の描写がいいなぁと思いました。気になったところは、気になったところであるのですが、白と黒の使い方、特に、黒の使い方が素晴らしいシーンが結構あります。
抜いた絵の丁寧さが増せば、作画的な「気になり」はほとんど解消されるのじゃあないかな?とも思いました。
バトルを構成する技や設定等々には、突き抜けたモノは感じませんでしたが、バトルシーンの迫力は、良い感じですね。
後、内容的には絶対必要!って訳じゃあないですが、ちょこちょことお色気コマがあるのも良い所かも…いっその事、この要素を突き詰めて、エログロに走れば…少年漫画じゃあなくなりますよねェ…。
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瞬間×ヒロイズム(三浦悟)、記憶を失えば瞬間?~ジャンプ感想2010年35号①↑当時色々物議を醸した読切の感想であります。
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