WOLF×RED-ウルフレッド-(嵩橋ヒデキ)は赤ずきんパロディが良い感じ~ジャンプ感想2011年38号①
金未来杯エントリーNo.6は、嵩橋ヒデキの『WOLF×RED-ウルフレッド』です。ラストエントリーの作品ですね。予告カットの女の子(結果として綾音さん)が気になっておりましたが、内容や如何に…???
そんな訳で、毎度お馴染み、気になったところと、良かったところの感想です。
ネーム・コマ割等情報の出し方(気になったところ)
作者紹介ページに嵩橋先生本人の声で「ネームを詰め込みすぎて…」とあるので、その先入観は若干(大いに)もって読んでしまったところはあるのですが、ネームの量もありますが、コマ割等々の情報の出し方が気になりました。
私はネームやコマ割の技術に無茶苦茶詳しい訳じゃあないので、印象で書きますが、ページの『渡り』と『めくり』をもっと意識した方が良いのじゃないかな?という感じでした。読切はページ数が多いので、意識しすぎると、くどくなりますが…右から左へのページ移行と、ページをめくった時に現れる新情報…などなどです。
印象としては、どのページも1~(多くて)3コマほど多くて、それを前後にずらしたら、気持ちの良い『めくり』になるのじゃあないかな?という感じでした。それが、嵩橋先生曰くの部分かも知れませんが…。後、作画的にも画面の情報量が一定して多い…という部分も気になりましたね。
後は、内容的に神父氏が悪者で、綾音さんが赤ずきんの少女であるという事がモロバレだったので、その部分にもう一捻り欲しかったなぁ。小さい綾音さんは、目と眉が成長後とソックリな訳で…逆に隠すつもりはない感じでしょうか???内容的には綾音さん以外あり得ない感じなので、赤ずきん姿では、顔が隠れているくらいでも良かったかも…。
後は、超好みの部分ですが、「必殺技名を叫ぶ」ェ…って感じです。どうしても、技があるとその背景の流儀等々が気になる訳で…。現在の連載陣でも技名を叫ぶ漫画は多い訳ですが、どうにも1話完結の読切では得意じゃあありませぬ…。
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赤ずきんモノローグ(良かったところ)
と、記事前半で気になったところを沢山書きましたけど、実は、結構、今作が好きです。先ず、主人公のハチベエ氏とヒロインの綾音さんとの関係性とか、非常にニヤニヤしました。基本的に、「幼き日に会っていた…」とか、そんなのが大好きな物で…。
ボーイ・ミーツ・ガール…というのは、この場合違うのかな???
一番ぐっと来たのは、赤ずきんパロディのモノローグの部分でした。感想を書いている途中で気付きましたが、冒頭のそれは、悪いようにもとれる文言になっているのですね。そして、後半のクライマックスでの「女の子の夢が壊れちゃうじゃない」から始まるモノローグとバトルのシークエンスは非常に良かったと思いました。綾音さんの表情で「おお!」となったのが、スタートなのが良い感じかも知れません。
『赤ずきん』というモチーフは、割とよくある感じもしますが、ドS少女とオオカミ少年の組合せ…というのは、割とニヤニヤできますね。ヒロインが魅力的というのがいいなぁ…。
とそんな感じの感想でした。金未来杯のエントリーも終了したので、感想まとめみたいな記事を書きたい(できたら)のですが、観点によっては、どの作品も1位になるような気がします。今作で言えば、ヒロインの魅力…というのに尽きるでしょうか。
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