FINAL TAKASHI-ファイナルタカシ-(佐野水涼)は結構面白い。~ジャンプNEXT!(ネクスト!)2011SUMMER感想⑥
ジャンプネクスト2011夏、新時代巨大ヒーロー伝説読切31P!!という事で、佐野水涼(さのゆくすけ)先生の『FINAL TAKASHI-ファイナルタカシ-』です。ヒーローを題材にしたギャグ読切です。中々、現代チックなツボを抑えているというか、面白かったです。
という訳で、気になったところと、良かったところの感想です。
前半のやりとりなど(気になったところ)
先ず、作画に関して。線のたよりなさや、全体的に画面が白く見えるところが気になりました。作風にはあっている気がしますが、線はもうちょっと丁寧な方がいいかなーとか。だけど、全体として味は出ているので、線がピシっとしたら、脱力感みないなものは、出ないかも知れませんが…。
気になったのは、主に前半のやりとりです。地球に降り立ったヒーロー、FINAL TAKASHIですが、宇宙怪獣をやっつけたのに、見た目が普通(大きい人間で、スーツ姿でタスキとかしている)という理由で、地球人に、ヒロインのナナカワ・ナルミさんに受け入れられない…という部分が気になりました。
ゆくゆく掘下げていくと、「宇宙怪獣が来てない間は何をしているのか?」とか、グダグダしている部分もあったりしますが、地球を守ってくれる存在に対して、ナルミさんも、日本国政府も扱いが冷たいなーと、思いました。
タカシ氏が目に見えてダメな感じだったら、もうちょっとスムーズな気がするのですが、日本人がタカシ氏に期待を寄せてない・・・まで行き着くまで、ちょっと時間がかかっているのと、スパっと進んでいるように思えない感じがしました。まぁ、実際は、怪獣が来ない間は寝てたり、ジャンプ読んでたり、ゲームをしていたりする訳で、最初は歓迎されて徐々に・・・「何あの人?ニートじゃん?」みたいに冷めていった方がスムーズかな…とか。
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ルミちゃん登場からがかなり面白い
気になった部分は、主に前半部分なのですが、タカシ氏の初恋の怪獣のルミちゃん星人が現れてからが、かなり面白かったです。どう見ても、見た目がイカの星人にどうして一目惚れしてしまうのかwwwタカシ氏もイカに似ている部分は自覚しているしwww。
タカシ氏のルミちゃんに対する思いの回想のシークエンスがあるのですが、その中で、「ルミちゃああんうわああん」布団の上で悶絶している様が非常に面白かったです。なんというか、ネット的?2ちゃんねる的?な臭いも感じます。レトロ…とはちょっと違うかも知れませんが、好きな人を思いながら、布団の上で悶絶するという表現に懐かしさを感じました。
そして、意を決して、ルミちゃんに告白、断られる、タカシ砲(必殺技)の流れは、神がかってました。見開きの使い方がディモールト上手いですね。
地球を守っても、被害額は自腹…というのも、面白いですね。476兆円とかかなり、不可能な金額になっておりますが…。もしも、連載化したら、地球を守りながら、借金を返していく…みたいになるのでしょうか???
と、そんな感じで、ギャグ漫画として結構面白かったです。また違った読切も読んでみたいな…と思いました。
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