Phantom-ファントム-(堀江隆)は雰囲気がある…~ジャンプNEXT!(ネクスト!)2011SUMMER感想⑧
ジャンプネクスト2011夏、語られてはならぬ真実の物語!!ダークサスペンス読切49P!!という事で、堀江隆先生の『Phantom-ファントム-』です。
ダークサスペンス読切と銘打ってあるだけあって、ダークな雰囲気がとても濃厚です。差て。今回の良かったところと、気になったところの感想です。
何かが起きているような?起きてないような?
一つの事件が起きているような、起きてないような…そんな感じがありました。これは、気になった部分なのですが、ページ数の割には、何も起きてないなぁ…というような印象。
子どもに取り付いた死神とか、奥の深そうな設定ですけど、どうにも、ストーリーの進行的に、「え?何が起きたの?」みたいな感じを受けました。実際に、起きた事は、ロクシー捜査官が潜入した日に既に、署長はボスの手に落ちていた…という時間感覚の錯覚と、後、電話での会話のミスリードがメインでしょうか?
ダイナミックなバトルシーンという訳でもなくて、なんだか、見所を定め難い印象がありました。子どもボスが望んでいた家族との絆の部分とか、マフィアの大人の人とかも交えて、もうちょっと分かりやすければなぁ…とも思いました。
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雰囲気が良い
良かった所は、絵と画面が作り出す雰囲気ですね。全体的に暗い目の画面が、サスペンス…という感じがしてとても良かったです。スクリーントーンの部分も多いですけど、種類が抑えられていて、基本的に白と黒で作り出される画面は、良い感じでした。
後、若干の堅さも感じますけど、悪そうな大人と、後、異形の者の表情も良かったと思いました。劇画、ハードボイルド?上手く言葉があてはまりませんが、警察とマフィアの濃い世界観がよく表現されていたと思います。
も一つ、画面の構成も良い感じですね。飛ぶ鳥で繋がる画面とか、去る足がアップになったりする部分は、ひょっとして、映画っぽいのかなぁ…と思ったり。後、直線的なイメージが強いですが、色々と凝った構図も見受けられます。
…なんとなく、「雰囲気重視」な感じがしたのですが、内容とか世界観に突っ込んだ感想が書けないのは、私の読解力の部分かなぁ、とも思います。なんとなく、作者紹介コーナーノ自画像をみると、女性っぽい感じがするのですが、どうなんでしょうね???キャミソールっぽく見えるのですが???
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