テンカの花嫁(山田金鉄)は俺の嫁~ジャンプNEXT!(ネクスト!)2011SUMMER感想⑨
ジャンプネクスト2011夏、花嫁は宇宙人!?貧乏男子と天然乙女の胸キュン花嫁修業コメディ49P!!という事で、山田金鉄先生の『テンカの花嫁』です。ペンネームなのか、本名なのか分かりませんが、『金鉄(きんてつ)』って、良い名前ですね。
差て。毎度お馴染み、気になったところ、良かったところの感想です。
テンプレート過ぎる…
気になったところですが、ストーリーがテンプレート過ぎる…という部分が大きいです。ざっと列挙してみると…
①主人公は貧乏な高校生。独り暮らし。不良。
②そこに宇宙から花嫁修業という事で(間違って)可愛い女の子が闖入。
③宇宙側の思惑に翻弄される主人公。
④最終的に女の子と良い感じに…。
という感じでしょうか。①と②の時点で、ここ最近のNEXTに被っている作品が何個か思い浮かびます。よく飯を食べる主人公、貧乏な主人公、不良で無双(でも良い奴)な主人公、空から降ってくる美少女、宇宙からやってきた王女様…マンガのテンプレート的な事って、多々あると思いますけど、じゃあ、その中の差別化って何なのかな?と思いました。
テンプレート的である事自体は、きっと、悪い事じゃあないと思うのですが、あまりに、そうだったので、そこが気になる部分でした。マンガって、編集さんと打ち合わせて作っていくモノですから、その中で、テンプレートに寄っていくかも知れませんけど…。
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良かったところ
記事前半で、「テンプレテンプレ!」と書いてましたが、改めて読み直してみると、結構、いい…ですね。非常にジーンときました。差別化の部分とかは、さておき、二人で食べるご飯とか、母親との思い出とかが、温かみを与えていると思いました。単純に可愛いヒロインが出てくる以上の何かを、感じました。
差て。絵柄に関して。非常に見易いですね。白、黒、トーンのバランスも私好みですし、何よりも「状況が分からないコマ」が(ほぼ)全くない…というのが、素晴らしいと思いました。いや、結構、新人さんの読切において、こういう部分って重要。なんとなく、主人公の少しサバケタ感じが「べるぜバブ」を彷彿とさせるような…???
ストーリーに関して。ストーリー上、一応、悪役になっているクロドワ氏のアストラル体?が全く脅威になってない…というのは、むしろ、気になった部分とも思えたのですが、主人公の山志賀天下さんも、その仲間達も、めっちゃ強い…というのは、妙な爽快感がありました。
後、天下さんが、毒入りのおにぎりを平らげる所が、とても印象的でした。ストーリー的には、後の口移しの解毒…に繋がっている訳ですが、毒入りと分かっているおにぎりを食べる…というのは、すげぇな。女の子を泣かせないために、そこまでする男意気が良かったです。
最後に、ヒロインのリンリンさんが、とても可愛いですね。絵柄的にちょっとレトロな感じもする作画ですが、なんだかとても好きです。白と黒のバランスもいいですね。
という感じで、記事前半は、割と辛辣な内容になった気がしますけど、読み返してみると、不思議と温かくて、良かったです。一年半の漫画歴とは思えない感じですね。凄い。
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