現存!古代生物史パッキー(レツ)は突き抜けるか!?~ジャンプ感想2011年49号①
恋も笑いも突き抜けろ!…という煽り文を読んで、なんたる…!と思いました。恋愛要素今のところないじゃん…と思ったら、今回の新連載2作をまとめたキャッチフレーズみたいですね。
しかし、ジャンプにおいて、「突き抜ける」とは、特別な意味を持っているのです…が…。
差て。レツ先生の『現存!古代生物史パッキー」が新連載です。私は、増刊掲載の読切版の感想を書いておりました。その割に、その記事が検索されている気配がないな…と思って、自分でも検索してみると…割と方々で話題になっていて、私の感想記事が全然出てきません。…なるほど。
という訳で、気になったところと、良かったところの感想です。
気になったところ
・集中線、効果線の密度
単純に技術の問題か、それとも、意図的なのか?集中線等々の密度が低い目ですね。作画の省力化かしら???
・背景
背景の感じを見ていると…下手すりゃレツ先生が描かれている???植え込みの等の省略の仕方は、他人の漫画に描く時は、出来ない感じが…???背景も一人で描かれているなら、それはそれで、すごいです。
・古代生物図鑑的な…
マンガのテンポを遅くする可能性がありますが、古代生物が登場する度に、半ページくらい使って、生物の解説とかが入った方が、丁寧かな…と。お姉ちゃんが図入りで解説してくれるとか???
ブログ村ランキングです!
応援お願いします!
にほんブログ村
↑ジャンプ感想ブログランキングもチェックできます!
スポンサーリンク
良かったところ
・丁寧なクオリティ
これは、読切作品にも書いてましたが、作画面で特に丁寧さを感じました。一見して上手いっぽい画風じゃあないと思いますが、そして、個々の線のパワーはそんなに強くないのですが、全体で見た時に、とても丁寧に思えます。仕上げ等々の部分かも知れません。
・言葉のセンス
ギャグや言葉のセンスも好みでした。テンポとか、間とか。そんなにグイグイくる作風でものないと思いますが、ストレスなくふんふんと読めます。そういう雑味のなさって、結構、難しい…。
実は、すぐに分からなかったのですが、襲撃している側のプテリゴートゥス氏とパッキーがビクビクしながら、「絶滅…」と話しているのは、二人?とも古代生物で自分で言葉にするのも、怖いのでしょうね…。こういう部分も設定を投げ捨ててないというか、丁寧だと思いました。
・お父さんが面白い
この連載で、恐らく一番の苦労人になるのだと思いますけど…お父さんが一番面白いです。古代植物にトリップしたところで…「来たな…」と思いました。外見とかはボロクソに言われるのに、感触等々は褒められるというのも…。
変なことがおきなければ、普通に頑張っているお父さんなんでしょうけど…。かわいそす。
・じわじわ面白い
台詞とか、状況とか、ゆっくり眺めると、じわじわと面白いところが多いです。一度家から飛び出したパッキーが土管に刺さっているとか…。表情とか、台詞で気合が入ってない部分も結構、面白いのですよね。お父さんの挟まれっぷりとか、また、対隕石頭突きで、ハサミから解放された様子とか…。
そんな訳で…
俺は、好きだぜ…。クオリティが高いです。設定とか、目標とか、とてもシンプルなのも良いですね。メガロの壊滅と、究極の頭突きの探求は、ぶれないで同時に行われる気がしますし…。仮に、突き抜けたとして…伝説に残るような最終話だったらいいなぁ…。
なんて、感想は、ちょっと、アレですが…けっこう期待できる新連載なんじゃあないかと。ゆっくりじっくり眺めると、愉快なところが出てくる、良いマンガだと思いました。
現存!古代生物史パッキー!(レツ)の丁寧なクオリティー~ジャンプNEXT!(ネクスト!)2011SPRING感想⑥ この感想を書いている時は、連載されるとは…思わなかったなぁ。
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口