九十九-ツクモ-(池田恵介)は台詞の使い方が上手い!~ジャンプNEXT!(ネクスト)2012WINTER感想9
森羅万象の心を感じろ!!魂震わすド迫力バトル読切47P!!ということで、池田恵介先生の『九十九-ツクモ-』です。これまでのジャンプ感想の中で、九十九神をテーマにした作品の感想を何回か書いたことがあります。一つのジャンルとして、「九十九神」というのがあるのかな…と。その感想をまとめてみようかな?と思いましたが、また、それは、別のお話…。
という訳で、気になったところと、良かったところの感想です。
気になったところ
人間を恨むようになった「ベアー君」人形の「ツクモ」がストーリー的に闘う相手になった訳だけど、彼を天に還す…というのは、ストーリー上、どういう意味合いがあったのかな?という部分。また、ベアー君と、ボタンちゃんの人形が、二つでセットなら、ボタンちゃんのツクモの女の子は、ベアー君が天に召されたことは、どう感じたのだろう…???ラストページに姿を確認できない…ということは???
後、主人公の四里シロ氏は、木の付喪神とのハーフですが、父親が木のツクモで、母親が人間。人間が母胎となるということは、生殖的な部分がある…と思うのだけど、その辺り…とか。母親がツクモの方が、すんなり通るのでは?と思いました。
後、『ツクモ部』の部室に、色んなツクモがいるから、彼らも、バトルの部分に、関わって欲しかったなぁ。
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良かったところ
イクメ先生が良かったです。彼女は、舞台である『井九面高校』のツクモ…なのですが、建物の、高校のツクモ神というのは、私の九十九神マンガ感想の中でも、初めてだった気がします。あ、彼女は、普通に人間に視認されているので、ツクモの中でも、特殊な存在なのでしょうねぇ。
後、主人公が、ツクモと人間のハーフ…とうのも良かったですね。お父さんが、木だから、樹木の特性を本人が持っている。常に、枝っぽいモノを持っていて、それが長くなったり、大きくなったり。また、光合成で生み出される力が、治癒やパワーに繋がったり。後、水を飲んでいる、日にあたってくる…というのも、樹木ならではの、行動なのだな…と思いました。
も一つ。キーとなる台詞の使い方が上手だと思いました。「人間が『物』をかばうワケがない」と、対になる「物が『人間』をかばうワケがない」。狭間の存在である主人公は、助けようとしているツクモから言われて…ブーメラン・アタックとは、ちょっと、違いますけど、そういう、衝撃を受けました。
も一つ。「気づいたら体が動いていた」この台詞の意味を考えることが、この作品のテーマに繋がっていくのだと思います。巻き込まれ担当の遠藤健司さんの、人的な魅力は、この台詞に集約されているのだな…と思いました。
そんな感想でした。ツクモの特性を能力化した部分で、この作品は、広がりがあるのじゃないかな…と思いました。
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