DOORCONBOURO-ドア、こん棒、炉-(三原すばる)は第75回赤塚賞佳作受賞作!ジャンプ感想2012年16号1
「お、読切がある。何か休載が出たのかな?」と思って、読切を確認してみると、ブリーチの休載のお知らせが…久保帯人先生がインフルエンザに罹患…。入稿等々の関係で、ちょっと前のことだと思うのですが、逆にインフルエンザから一週間で回復出来るのかな?と思ったり。
そういう訳で、いわゆる代原という形での読切ですね。という訳で、三原すばる先生の『DOORCONBOURO-ドア、こん棒、炉-』の感想です。ショートショートなので、各話感想と、気になったところと、良かったところです。
オープニングアクト
下着のコマの「すけべ」の一言にセンスを感じる。「アオッ」は、ちょっと意味が分からないけど好き。
森ガールに会いに
他のショートショートに比べると、ページ数が異質。コマも大きめだから、これで15ページに引っ張るか、分断化して、何個かに分けるとか、ディレクションしても良いと思った。
オチはなんか怖いけど、財布を舐める下りは、ガチだと思った。すごい。ファッシャンとか、小物の感じから、作者は女の人?とか思ったけど、よく分からない。
ワンピース
面白い。求職中である…というのが、一つの定番ネタになっている現代を感じた。
スシキング
ラストの後輩?の表情が、奇跡的に素晴らしい。ネタの面白さを8倍くらい高めている。寿司の話だけに!
保健室に行け
誰がどういう風に狂っているか?と考えると、途端に怖くなる。
♪去れ、ゴリラ、チンパンジー
かなり面白い。最後はカップルじゃなくて、男友達同士の方が面白かった気がする。四コマの名作『×-ペケ-』を思い出させるニュアンスがあった。
やじうまファイト
同じく『×-ペケ-』を思い出した。
何かがオシイ。多分、迷子の人が暴漢を一発(無意味に)殴るぐらいのパンチがあった方が良かったのでは?という感じ?
エンディングアクト
相変わらず「アオッ!!」の意味が分からない…。けど、「お姉妹です!!」は、素晴らしい説得力があると思いました。
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気になったところ
ショートショート…という形式なら、各話のページ数とか、構成は、もう一捻りあってもよかったのじゃないか?と。「森ガール」の話だけ、ページの分量が多いけど、面白さは、1ページネタの方が面白かったりする。
後、言葉のセンスとか、ギャグの説得力…というのは、理由はよく分からないけど、磨かれていくモノだと感じた。多分、タイトルの「DOORCONBOURO-ドア、こん棒、炉-」というのが、その表れなんだと思う。タイトルからすると、名作もじりのサブタイトルがついているのだと思うのだけど、それが統一されているのかどうかが分からないのは、私の知識力の問題か・・・「ムシキング」とかは、うっすら分かるのですが…。
良かったところ
作画に関して。スクリーントーンが、あまり使われてない割りに、白と黒と背景で、画面のメリハリがつけれれているところが、好みでした。効果線とかも、綺麗に入っているのも、羨ましいところ。
言葉のセンス等々は、既に触れましたけど、ぶっ込んでいけるところが、いいな…と思いました。多分、何かの微調整が巧くいくと、急に輝き出しそうな気がするのですが、逆に、そうなった時に何かが失われる気がするので、この作品の持っているモノも大切に感じたいところです。
不思議と、ふわっと女の子がカワイイのも良い感じですね。ジョンの方が(本来の絵柄からは外れてて)頑張って描かれているのかもしれないな…と思いました。
余談群
- 私は、『代原』という言葉を「花さか天使テンテンくん」で知りました。
- 賞に送ると原稿が返って来ないのが、なんだかな…と思ってたのですが、本誌に掲載されるチャンスがあるなら、赤塚賞に送るのもいいかな…とか。
- 私は赤塚賞とかは関係ないですが、自分の描いたマンガがジャンプ誌面に掲載される可能性を考えたら「現代性」という部分で、難しいと感じました。
- 実際に、受賞作品を読んでみると、15ページくらいのマンガを描いてみようかしら?と思いました。ネタを考えないといけないですけどね。
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