観劇記録:劇団酒呑童子『松山工業物語』@人間座スタジオ
自分の参加している公演が忙しくて、感想を書くのをとんと忘れていました。だからして観劇記録です。
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このお芝居で忙しかった訳です。 感想
正直な所、演技も演出も脚本も詰めが甘いなあと思って見ていました。演技や演出に関しては、緩慢なノリが普通に続くので、「こんな感じなのかな?」と思っていて、さして問題視していませんでした。基本的に流す演技が多いです。
それ以上に気になったのは、脚本でシーン数が無駄に多いと思いました。本当に、10個未満の台詞でシーンが転換するのは、きつかったです。もし、演出的に狙って、脚本の構成を、そのようにしていたら、失敗だったでしょう。脚本、演出をしている人間が、後輩というのもあるかも知れませんが、「狙った。」というよりも、「そうなった。」という方がしっくりきます。
また、場面転換をコロス(舞台上を無機質に役者が動くだと思う)に頼り切っているのも違和感が・・・。使用頻度が多すぎます。
もっともっと、脚本の構成を練って、最低でも1シーンを5分くらいはないとダメでしょう。5分は最低のラインぐらいだと。もしくは、短いシーンを連続させるなら、それ用の演出がないとやはりきついです。
脚本の内容に関して
話のメインは、松山工業の「毛生え薬の密売」と、「主人公の恋愛」の二本だと思いました。両者に共通するのは、「ハゲ」だと思うのですが、完全に「密売」の方が話を喰ってしまい、ビラ裏に主人公の家系図が載っているのに、「恋愛」の方がおなざりになっていました。
また、話にリアリティもなかったです。(必要ないのかも知れませんが・・・。)
そんなこんなで・・・
改めて考えると、「ダメだし」が非常に多いのですが、何よりも「自分で書いて、自分で演劇を企画する」事事態がすごいことなので、今後も頑張って欲しい所です。脚本・演出の男は、もっと、脚本の構造というモノを研究して欲しい所です。
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