四海演武(松本直也)は宮本武蔵の息子さんの話である!ジャンプNEXT!(ネクスト)2012SPRING感想2
求める名は天下無双!!超時代剣戟アクション読切センターカラー49ページ!ということで、「ねこわっぱ!」の松本直也先生の「四海演武(しかいえんぶ)」です。お久しぶりの登場ですね。前作の関係で、幼女のイメージが果てしなく強いですが…今回の読切は???
気になったところと、良かったところ、関連記事などでの感想です。
気になったところ
17世紀中国「大爛帝国」と、現実に近い架空の世界が舞台で、見開きを含むカラー扉絵と、異国感、異世界感を十分に出しているのに、「オワコン」とか「デモンストレーション」という現実の現代社会を連想させる言葉が出てくるのは、勿体ないな…と思いました。作り上げた世界観を自壊させている感じが。。。
勿論、それは、中国時代物という部分で、柔らかさを与える気もするのですが、だとしたら、開始数ページは、もっとフィクション感があった方が良かったのじゃないかな。
後、日本のことを「極東」というのは…ヨーロッパ視点なのでは?と思いました。国際的武術大会「四海演武」を開催しているのは、中国なのに?と思いましたが…私の知識も危ういところ。
良かったところ
「ねこわっぱ!」で幼女が走り回る感じも好きでしたが、今回は、大人(?)の女性のお色気(おっぱい)要素が加わったことが良かったと思いました。バトル一色になるよりは、私的には、キャッチーな要素で読みやすくて良いです。
読みやすいと言えば、脱力系のリアクションや、ギャグの部分が柔らかな印象を与えていると思いました。「世界感…」の部分とは、逆のことに思えますが、導入の部分の印象の問題だと思います。脇差が鉄の棍棒で折れ曲がる下りは、秀逸でした。
一番、良かったのは、バトルの部分でした。流石の連載経験。非常に迫力もありますし、良い流れを感じました。武術に詳しくないですが、間合いを詰める描写が好きでした。後、宮本武蔵を題材にしたマンガにも詳しくないのですが、「二刀流」の部分は元より、「木刀」の扱われ、そして、木刀である必然性が付加されているのは、関心しました。本人が舟の櫂(かい)で武器を作った理由とかは、忘れてしまいましたが…。
ゆるい部分はゆるく、バトルは迫力があって、良い感じなのじゃあないでしょうか。
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大人と子どもの違いのようにも思えますが。。。
余談
- 大きい人の大きさがコマによって違うような気がしましたけど、「男塾」エフェクトかな。。。
- 天下一武道会的展開の第一試合が読切で行われるのって珍しいな…と思ったのですが、そうでもないかも知れない。
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